パワハラで退職したとき、仕返しをしてギャフンといわせたい!
気持ちはわかりますが、そんな考えはおすすめしません。
この記事では、パワハラで退職したときのかしこい大人の仕返しについて書いています。
パワハラした人の末路についてもふれています。
最後までお読みいただき、パワハラのつらい経験を人間的に成長する機会としてください。
パワハラの仕返しやってはいけないのはなぜ?
パワハラで退職に追い込まれたとき、あなたはとてもつらい状況であるとお察しします。
どうにかして仕返しをしてやりたい。そんなふうに思う気持ち、わかります。
でも絶対に仕返ししてはいけません。
パワハラで退職したとき、仕返ししてはいけない理由は、
仕返しすることで一時的にスカッとしても、あとあとマイナスの感情にしばられることになります。
後腐れが残ります。
マイナスのエネルギーを人に向けることで、自分までもが呪縛(じゅばく)から抜けられなくなってしまうのです。
忘れたい出来事が逆に、忘れられなくなってしまうのです。
そんなのイヤだと思いませんか!
イヤな過去はさっさと忘れてしまいましょう!
そのためにも、仕返しはしてはいけません。
パワハラの仕返しをすると自分に返ってくる
パワハラで退職したあと、腹いせのため下記の行為をするのはやめてください。
SNSで企業名を挙げて反撃したり、
労働基準監督署に録音記録などの証拠を持ち込んだり、
会社の取引先にパワハラの事実をリークしたり
パワハラの仕返しをすると、自分に返ってきます。
SNSで拡散することは、名誉毀損(めいよきそん)で訴えられることになり
労働基準監督署に退職後、証拠を差し出しても相手にされません(在職中ならば、会社を敵に回すことになりますがギリギリOK)
まして元会社の取引先にリークすることも、倫理上問題をはらんでいます。
こういった小手先の仕返しはあなたの立場を悪くするだけ。
本気で仕返しをしたいときには、弁護士に相談するのが賢明です(お金がかかること覚悟で)。
でもここで冷静になってください。
世の中には因果応報(いんがおうほう)の法則があります。
おこないの善悪に応じた結果が、その人に返ってきます。
パワハラした側には、何らかの裁き(さばき)が下ります。
パワハラした会社のゆく末は、因果応酬の法則が解決してくれることを信じていれば大丈夫です。
戦わずして勝つのです。
パワハラの仕返し、そのエネルギーを向ける先は?
そうはいっても、腹の虫がおさまらない!
どう考えれば、気持ちを落ち着けることができるでしょうか。
マイナスのエネルギーをプラスに変えることが大人の仕返しです。
次の仕事の準備のためにエネルギーを注いではいかがでしょう。
あなたは良識ある大人で、立派な社会人。
目には目を歯には歯をで、相手と同じエネルギーで仕返しをするのはあなたの品性を落とします。
ビジネスの世界では、感情的になったら負け。
同じ土俵にたってしまうと、エネルギーのぶつかり合いになってしまい、相手のレベルにまで成り下がってしまいます。
そもそもパワハラをしている時点で、相手の次元は低いのです。
もしエネルギーのぶつかり合いになってしまったら、一時的にスカッとするかもしれませんが
収拾がつかなくなった場合、イヤな思いを残したまま会社を去ることになるのですよ!
この種の不満は、いったん火がついてしまうと、心にため込んだ不満がマグマのように爆発してしまう危険をはらんでいます。
ののしりあいにでもなったら、辞めるものも辞められなくなる事態に発展することも考えられます。
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かしこい大人は正面からぶつかりません。
感情を出したら負け、損なのです。
人格あるかしこい大人は、仕返しのエネルギーを未来の希望に昇華させます。
つまり、マイナスのエネルギーをプラスに変えること。
これこそが大人の仕返し!
人に向けるエネルギーを自分のために使う。
パワハラで退職するのは負けを認めるみたいで悔しい?
それでも、パワハラで退職するのは、負けを認めるみたいで悔しい!
パワハラをしたのは相手なのに、どうしてパワハラされたほうが辞めなければならないのか!
理不尽ですし、悔しいですよね。
その気持ち、よくわかります。
でも、ここで発想を転換してみてください。
パワハラで退職を選んだということは、あなたの選択が正しいということ。
パワハラされてまで働きたいと思える職場ではなかった。
あなたには選択肢があったのです。
選択肢もない人であれば、パワハラされてもぐっと我慢して会社にしがみつき働き続けるしかありません。
しかしあなたはそうではなく
環境に不満があり、やめる意思を行動で示すことができた。
逃げるかしこさを知っていた。
会社を辞めるのは必要な決断だったのです。
パワハラで辞めるのは「負け」ではなく、見限ったのです。
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負けるが勝ちということばもあるように、いさぎよく身を引いたほうが結局は勝ちなのです。
戦わずして勝つ、とはこのことです。
パワハラした上司のせいで辞めたのではなく(現状そうであっても)
このままパワハラの環境にい続けると自分にとって成長がない(腐った環境では自分も腐る)と見限ったから去る決断をしたのです。
自分の意思で決断した。
それこそがあなたがパワハラした上司に心で仕返しできたことを意味します。
見限ったほうが、次元が上なのです。
去り際まで冷静に、淡々と、残りの日を指折り数えながら粛々と過ごしましょう。
もう少しで、パワハラした人とも、民度の低い会社ともオサラバでき、晴れて無関係になれるのです。
パワハラで退職、負けたくないときは労働組合に相談!
パワハラされた上に、すごすごと会社を辞めるなんて、すっきりしない。
一人でかかえこまずに相談したい。
もちろんそんな考えはまっとうです。
そんなときはまず、労働組合に相談しましょう(ただし、退職する前)
労働組合のない中小企業の場合は、労働基準監督署に相談する方法もあります。
しかし、労働基準監督署はあくまで中立の立場、パワハラの事実を確認するため会社に調査が入ります。
この時点で会社にいづらくなることは容易に想像できますね。
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最後の切り札は、弁護士に相談することです。
しかし、弁護士に相談するとなると、初期費用が必要です。
勝った場合は、勝ち取った慰謝料の中から弁護士への報酬を支払うことが可能です。
客観的な証拠が揃っていて勝てる見込みのあるときは、弁護士に相談することで応酬(おうしゅう=仕返し)ができるでしょう。
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パワハラで退職、その後まさかの退職の連鎖が!
わたしの経験談です。
中小企業にありがちな閉鎖的な環境、もう何年も同じメンバーで構成されていて人の出入りがなく固定していた人員が
次々と辞めていったのです!
退職の連鎖って起きるんですね!
会社や上司には痛手であったと想像できます。
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これこそがパワハラの仕返し。
自分が仕返ししなくても、因果応報(いんがおうほう)の法則にのっとり、おこないの報いがきたのです。
世の中とはうまくできたもので、結果にはかならず原因があり、したことの結果は自分に返ってきます。
良い行いをすれば良い結果となって、悪行をすれば悪い結果となって返ってきます。
自分がしたこととは自分に返ってくるのが、宇宙の法則です。
パワハラで退職、効果的な仕返しは自分の成長にあり!
パワハラで退職したら、大事なのはその後です。
もうパワハラでイヤな思いをすることもありません。
イヤな上司とも顔を合わせることもなく、会社とも無縁になります。
過去はきっぱりと忘れて、今と未来に集中しましょう!
スキルアップして起業したり、やりたかった分野の仕事で自分が成長することが何よりの仕返しです。
過去を忘れるためにも断捨離はおすすめです。
とくに、紙物の整理はおすすめ、書類などは思い切って捨ててしまうことで、新しい仕事が舞い込んできたりします。
わたしは退職したあと断捨離して新しい仕事と人間関係を手に入れることができました。
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晴れて自由となったのですから、転職先を探すのもよし、起業するのもありです。
どうせならこの際、これまでやりたかったけどできなかったことに挑戦してみたり
前からやりかった仕事を探してみてはいかがでしょう。
パワハラで退職した、効果的な仕返しは逆境を糧に成長すること!
仕返ししたい、悔しい、ふつふつと湧き上がるマイナスのエネルギーは、プラスの方向に生かすとものごとがうまく回り出します。
負のエネルギーを前に進む勇気に変えることで、経験を糧にできます。
逆境をバネに、なにくその精神で、がんばるのです。
何かに打ち込むと不思議と、過去の出来事などもうどうでもよくなってくるのに気づくはずです。
会社を辞めたあと、充実して働く姿を見せることが何よりの仕返しではないでしょうか。
仕返しのエネルギーを自分のために使って成長しましょう!
人生には無駄な経験はひとつもありません。
できればパワハラなんて経験しないほうがよいのでしょうが、それでも経験したことは成長の糧になります。
っていうか、糧にして成長してやる〜くらいのハングリー精神で生きていかなければ、経験した意味がありません。
あなたの決断を応援しています。
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最後まで読んでくれはって、ほんまにおおきに〜〜ありがとうございます!
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