【幸せは不幸の顔をしてやってくる】意味と経験談 試されているのは生き方

「幸せは不幸の顔をしてやってくる」

一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

皮肉なことに、幸せは近くにありすぎると気づきにくいもの。

一方、不幸に関してはセンサー感度が高いのが、人の常。

幸せと不幸は真逆のものでありながら、実は切っても切れない関係です。

この記事では、わたしの経験も交えながら、その意味に迫り、幸せと不幸との関係について考えてみます。

幸せは不幸の顔をしてやってくる  意味とは

禍福は糾える縄の如し(かふくはあざなえるなわのごとし) ということわざがあります。

不幸は幸せと表裏一体、すなわち、縄(なわ)の裏表のようにつながっているという意味です。

不幸だと思っていたことが実は幸せをつかむための前振りだったり

挫折したことで新たな道が開けたりといった経験は、

程度の差こそあれ誰しも経験があるのではないでしょうか。

 

幸せはときに、わかりにくい形であなたの前に訪れることがあるのです。

不幸の顔をしてやってくるのは、いじわるだと思うかもしれません。

世の中にはわかりやすいことと、わかりにくいことがあります。

幸せはどちらかというと、わかりにくい部類のことかもしれません。

まして、前座に不幸をまとってやってくる幸せなど、注意深く観察しないと、不幸に呑み込まれてしまう危険があります。

 

人には乗り越えられない課題は与えられないといわれます。

あなたに与えられた課題は、乗り越えようと努力する限り必ず乗り越えることができます。

不幸は気づきを与えてくれるきっかけです。

試されている、と考えると、よし乗り越えてやろうじゃないか!

そんな希望がわいてきます。

幸せは不幸の顔をしてやってくるは本当か?私の経験

わたしの体験です。

遠回りの末、希望の職種に就くことができたのに、人間関係で精神を病み、退職することになりました。

仕事が好きなのに、みすみす自分から辞めるなんて悔しい。

葛藤がありました。

 

辞めざるを得なくなった原因は、パワハラ。

勤続数十年の大ベテランのお局に標的にされたのは、わたし。

わたしよりも後から入ってきた後輩には普通に接し、わたしだけに集中攻撃。

つらかった。

上司に相談しても具体的な解決策を示してくれない。

なぜわたしだけが・・・

やりがいを感じて楽しく仕事に取り組んでいたのに、コントロールできない不幸があちらからやってくる感じでした。

 

つらい思いをしてまで、ここにとどまるのはやめよう!

この環境から逃げ出そう!

このときわたしは、この経験を無駄にしないと固く心に誓いました。

負けない!

これは与えられた試練なのだ。

道は自分で切り開く!

パワハラで訴える方法もありましたが、そんなことをしてもお金と時間の無駄。

わたしをおとしめる人は、こちらから願い下げ!

会社を去りました。

 

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そのあと、仕事の棚卸しをして、今はやりたい仕事を選んでできる環境を整えることができました。

あちらから来るもの、それはソリの合わない人だったり、アクシデントだったり、天災だったりします。

そんなとき、不幸をなげくだけでなく、逃げる、去る、思考を切り替える、前向きに進む方法で自分を救えます

幸せは不幸の顔をしてやってくるは本当か?夫婦の苦々しい経験

わたしがまだ結婚まもなかった頃の話です。

よく言いますが、結婚はしてみないとわからないもの。

わたしの場合もご多分にもれず、夫の優柔不断さと上から目線の態度に何度離婚を考えたかわかりません。

 

2人めの子どもを出産後、ほどなくして夫の転勤が決まり、わたしは2人の幼子を抱えて引越しの準備に大わらわでした。

引越しの前日のことでした。

夫は自分の部屋で、片付けをすると言いながら趣味のテレビゲームに勤しんでいたのです。

腹立たしくて、わたしは爆発してしまいました。

 

もともと、一人を好む性格でしたが、幼い子どもがいるのに、しかも明日引越しするというときにです。

どう考えても常識をはずれた行動に、わたしはこの結婚を間違ったと激しく後悔しました。

 

不幸だ、この夫を選んだのはわたしの人生で最大の不幸だ、と悲しくなりました。

子どもも2人産んだのに!

子ども2人を抱えて、離婚して、この先どうやって生きていくのか。

その当時、わたしは専業主婦。

目の前が真っ暗になりました。

 

そうはいっても、明日は引越し。

とくかく新天地に行くしかありません。

 

引越しのバタバタからようやく落ち着きを取り戻した頃、夫と話し合って、

子育ては2人で協力してすること

子どもがある程度大きくなるまでは、子育て中心の生活になること

子育て第一で、空いた時間はお互いの趣味に時間を使ってもよいこと

などを取り決めました。

それからもささいな行き違いや、認識の不一致は何度もありましたが、その都度気持ちや希望を伝え、折り合いをつけて解決してきました。

 

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あれから数十年が過ぎ、子どもたちは独立しました。

あの頃を思い返すと、不幸だと思った結婚も、思いを伝え、話し合い、解決法を探ることで、今の安定した幸せを手に入れることができたのだと思います。

所詮夫婦は他人同士。

誰と結婚しても合わない部分は出てくるのが自然の摂理かと思います。

不幸を不幸のままにせず、幸せに転換できるよう解決策を見出し、幸せをつかみ取るのだと、実感しています。

幸せは不幸の顔をしてやってくる、不幸に隠されたメッセージ

幸せとは意識しないと気づきにくいものです。

反対に、不幸は気づきやすい。

不幸にみまわれたとき、どうして自分だけがと悔しくなるでしょう。

しばらくは何も手につかないかもしれません。

しかし、人間は向上心をもつ動物です。

不幸を経験したから、幸せになろうと努力する。

不幸とは、人間を強くするトレーニングのようなものかもしれません。

解釈や考え方次第では、幸せに導いてくれる通過点となり得ます。

できれば不幸には遭いたくない。

いつも幸せでいられたら 、ベストです。

でも人生は、百戦錬磨(ひゃくせんれんま)の経験を重ねることで人の器が磨かれるもの。

乗り越える人間力が試されているのです。

不幸を乗り越えたとき、経験値が上がって人間的に成長できるでしょう。

 

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最後まで読んでくれはって、ほんまにおおきに〜〜ありがとうございます!