川湯温泉 和歌山宿泊おすすめ 入り方・楽しみ方|地元食材の夕食も美味!民宿立石宿泊記

和歌山・熊野の秘境、川湯温泉に行ってきました。

かねてより一度訪れたいと心に温めていた念願の川湯温泉。

なんでも、川に温泉が湧き出ているという国内でも珍しい温泉。

この記事では、民宿立石に泊まって味わった川湯温泉の魅力について書いています。

珠緒
民宿立石も小さな民宿ながら、お湯・お料理、ある意味素っ気ないと感じられるもてなし方とも点数高い宿でした。

念願の川湯温泉に行ってきた@和歌山 民宿立石宿泊

秘境と呼ぶにふさわしい山あいの川湯温泉。熊野川の支流の大塔川(おおとうがわ)が目の前を流れています。
秘境と呼ぶにふさわしい山あいの川湯温泉。熊野川の支流の大塔川(おおとうがわ)が目の前を流れています。
川湯温泉の全景。昭和感がたまらない!正面に見える古びた建物は、共同浴場。現役で活躍しています!
川湯温泉の全景。昭和感がたまらない!正面に見える古びた建物は、共同浴場。現役で活躍しています!
川湯温泉は山あいの秘境。川は透明度が高く、鮎が放流され食材の宝庫でもある。こんな山あいの秘境なのに、わたしたちが泊まったときは、インバウンドの観光客が多くてびっくりした。
川湯温泉は山あいの秘境。川は透明度が高く、鮎が放流され食材の宝庫でもある。こんな山あいの秘境なのに、わたしたちが泊まったときは、インバウンドの観光客が多くてびっくりした。
昭和感漂う川湯温泉。タイムスリップしたような気分が味わえる。
昭和感漂う川湯温泉。タイムスリップしたような気分が味わえる。

秘境と呼ぶにふさわしい山あいの川湯温泉。

熊野川の支流の大塔川(おおとうがわ)が目の前を流れています。

その大塔川(おおとうがわ)にお湯が湧き出している、全国でも珍しい川の温泉。

川湯温泉の入り方・楽しみ方、仙人風呂とは?

川湯温泉では毎年12月から2月末までの間の冬の間、川を堰き止めた(せきとめた)仙人風呂が出現する。
川湯温泉では毎年12月から2月末までの間の冬の間、川を堰き止めた(せきとめた)仙人風呂が出現する。

川を堰き止めて(せきとめて)作る仙人風呂は、冬季限定。

毎年12月から2月末までの間の期間限定です。

春〜秋にかけてこの地方は雨が多いため、雨の少ない冬季に限定しているとか。

しかし、それ以外の季節でも川からお湯は湧き出ているので、河原を掘ればお湯が湧き出てきます。

珠緒
たっぷりの川湯(仙人風呂)に浸かりたいならば、12〜3月の冬に訪れるのがおすすめです。

川湯温泉、民宿の常設露天風呂で川湯温泉の雰囲気を楽しむ

民宿立石の宿泊者専用の露天風呂。川の湯をひいてあり、仙人風呂が出現しない時期(3〜11月)川の温泉を楽しめる。
民宿立石の宿泊者専用の露天風呂。川の湯をひいてあり、仙人風呂が出現しない時期(3〜11月)川の温泉を楽しめる。
露天風呂に向かう吊り橋。ツタの絡まり具合が年季入っています!こんなところにまで昭和の雰囲気が漂っています。
露天風呂に向かう吊り橋。ツタの絡まり具合が年季入っています!こんなところにまで昭和の雰囲気が漂っています。
民宿立石の宿泊者専用の露天風呂に向かうには、吊り橋を渡る。吊り橋るってところがもう秘境ムード満点!湯浴み着とサンダルは民宿立石で借りられる。
民宿立石の宿泊者専用の露天風呂に向かうには、吊り橋を渡る。吊り橋るってところがもう秘境ムード満点!湯浴み着とサンダルは民宿立石で借りられる。
吊り橋から見た民宿立石専用の川湯温泉の露天岩風呂、わたしの視線の先には露天風呂!川湯温泉の守り神である薬師さんにちなみ「薬師の湯」と呼んでいる。
吊り橋から見た民宿立石専用の川湯温泉の露天岩風呂、わたしの視線の先には露天風呂!川湯温泉の守り神である薬師さんにちなみ「薬師の湯」と呼んでいる。
民宿立石の常設露天岩風呂。川の湯を引き込んでいる。
民宿立石の常設露天岩風呂。川の湯を引き込んでいる。

わたしたちが訪れたのは初夏でした。

なので、川を堰き止めた仙人風呂はなかったのですが、民宿が常設している露天風呂を楽しむことができました。

露天岩風呂の「薬師の湯」。

民宿立石に泊まった人専用の露天風呂で、民宿から歩いて1分のところにあります。

川底から湧き出すお湯をポンプで汲み上げ、露天風呂に取り込んでいます。

ちょうど大雨が降った後で、川の水が露天風呂にも流れ込んでしまったようで、お湯の温度は低めでした。

川の増水がなければ、ほどほどの温度で入れたと思います。

それでも川を見ながら入る露天岩風呂は風情があって、秘境の温泉の雰囲気を味わえました。

 

民宿立石、ここがすごい!食事編

民宿立石の夕食、熊野牛と地鶏の鉄板焼き&天然鮎コース。地物食材の滋味で満たされた。
民宿立石の夕食、熊野牛と地鶏の鉄板焼き&天然鮎コース。地物食材の滋味で満たされた。
天然鮎の塩焼きはと小鮎の天ぷらが頃合いを見計らって出てきた。身がスッとはずれ、爽やかな鮎の風味がなんとも言えない!
天然鮎の塩焼きはと小鮎の天ぷらが頃合いを見計らって出てきた。身がスッとはずれ、爽やかな鮎の風味がなんとも言えない!
本日のメインのふたつめは、熊野牛と地鶏の鉄板焼き。おいしくないはずがない!旅の楽しみはおいしいものをいただくこと!
本日のメインのふたつめは、熊野牛と地鶏の鉄板焼き。おいしくないはずがない!旅の楽しみはおいしいものをいただくこと!
民宿立石の朝食。ザ・和食。
民宿立石の朝食。ザ・和食。

飾らないおもてなし

素っ気ないほどの距離感の民宿立石のおかみさん、しかしこれがまた心地よいのです。

着いたときは、熱いお茶か、冷たいお茶のどっちが良いかを聞いてくれました。

熱いお茶セットを、お部屋まで持ってきてくれました。

 

夕食は、熊野牛と地鶏の鉄板焼き&天然鮎プランでお願いしていました。

1Fのお食事どころに行くと、テーブルに用意されていて、ずらりと並んだおかずにテンション上がりました。

熱めの内湯(源泉掛け流し・加水なし)にゆっくり入ったので、のどがカラカラ。

まずはビールで乾杯して

前菜、お造り、炊き合わせ、どれも良いお味で量も多くなく少なくなくちょうどの量。

ビールも進み、おいしくいただいていると、

メインの一つである鮎の塩焼きと天ぷらが運ばれてきました・

鮎は天然ものだそうで、宿のご主人が釣ってくるとのお話。

さすが天然鮎、身離れがよくするりと骨が剥がれました。

こんなにスッと身が剥がれるのは、天然鮎ならではの特徴。

天ぷらには小鮎が。頭からガブリと!

珠緒
旅先で土地の名物を味わうのは、この上ない至福の時間!

しあわせに浸っていると、次なる名物の熊野牛と地鶏の鉄板焼きに火がつけられました。

滋味あふれる地物食材を、シンプルに鉄板焼きで。

バターが溶けたら熊野牛をのせて、香ばしく焼けたら塩をつけていただく。

素材のうまみが塩で引き出されてじゅわ〜っと口に広がります。

熊野牛と地鶏のステーキを味わう至福のひととき。

本物の食材が持つ、本物のおいしさ、こまかしのないおいしさは、生産者の方や朝早く仕入れてくれたおかみさん、なによりこの地で育まれた命をいただいているからこそのありがたさだと思いました。

おいしいものはどこでも食べられますが、熊野の味は現地でしか食べられないのだと。

ここでも一期一会の味の出会いと、食材への感謝で満たされました。

民宿立石、ここがすごい!お風呂編

民宿立石のお風呂。見た目よりも広々して、3〜4人のグループでも入れるくらいの広さ。お湯はとっても熱めで温泉気分が存分に味わえる!
民宿立石のお風呂。見た目よりも広々して、3〜4人のグループでも入れるくらいの広さ。お湯はとっても熱めで温泉気分が存分に味わえる!

民宿立石は、お風呂もすごいです!

源泉掛け流し、加水なしの熱めのお湯。

っていうか、熱すぎる!水でうめないと入れないほどの熱さでした。

お風呂は1つでしたが、この日はほぼ貸切状態だったので、ゆっくり入れました。

1度に3〜4人入れる広さです。

シャワーは2つなので交代しながら。

難をいえば、シャワーの水圧が弱く、シャンプーを流すのに物足りなかったくらい。

でも、まぁ温泉を楽しむには、熱いお湯好きのわたしとしては、温泉に入った気分が十分味わえ、満足でした。

民宿立石、ここがすごい!ショベル・サンダル貸し出しでマイ川湯が掘れる!

砂を掘ると、熱いお湯が湧き出してくる。結構熱めでやけどしそうなほどの温度。ショベルは宿で貸してもらって旅人気分で砂を掘った!
砂を掘ると、熱いお湯が湧き出してくる。結構熱めでやけどしそうなほどの温度。ショベルは宿で貸してもらって旅人気分で砂を掘った!
川の表面から湯気が立ち上る川湯温泉。お湯が湧くのに、魚はちゃんと棲んでいるって不思議!
川の表面から湯気が立ち上る川湯温泉。お湯が湧くのに、魚はちゃんと棲んでいるって不思議!
川湯を掘るために川に降りる場所がある。
川湯を掘るために川に降りる場所がある。

早朝、マイ川湯掘りに出かけました。

せっかくなので、本当に河原からお湯が湧き出しているのか確かめたかったのです。

宿のサンダル履きで、シャベルを貸していただき、マイ川湯掘りに出かけました。

すごい!

河原を掘ると、熱いお湯が噴き出してきます!

足湯をして楽しみました。

川には魚が泳いでいるのにどうしてかって?

川の水は普通に「水」なんです。

掘ると、スポット的にお湯が湧き出すんですね!

地球のエネルギーを感じます。

民宿立石、お部屋は昭和感満載!

民宿立石、ほどよい距離感で迎えてくれるおかみさんとご主人、息子さん。湯浴み着やサンダルも貸し出ししてくれるので、助かる。
民宿立石、ほどよい距離感で迎えてくれるおかみさんとご主人、息子さん。湯浴み着やサンダルも貸し出ししてくれるので、助かる。
民宿立石、この昭和感がたまらない!窓からは川の流れがザーザーと聞こえる。
民宿立石、この昭和感がたまらない!窓からは川の流れがザーザーと聞こえる。
廊下には共同の洗面所と様式トイレ。
廊下には共同の洗面所と様式トイレ。
宿の前の道を外国人が列をなして歩いていた光景は、インバウンドの秘境化を感じた!
宿の前の道を外国人が列をなして歩いていた光景は、インバウンドの秘境化を感じた!

天然鮎と熊野牛、熱めの温泉に大満足の宿泊記でした。

宿をチェックアウトした後は熊野古道歩きへ向かいました。

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最後まで読んでくれはって、ほんまにおおきに〜〜ありがとうございます!