伊勢神宮 正式参拝<特別・御垣内>金額・申込方法・服装・靴まで解説

伊勢神宮には特別な参拝があるらしい。

御幌 (みとばり)の内側に入れるんやって〜

そんなうわさを聞いてから、特別なお参りをできる日を心待ちにしていました。

「正式参拝」というやつです。

正式参拝にはドレスコードがあり、神の領域で参拝できるか否かは、神職の服装チェックに委ねられています。

この記事では、正式参拝の服装や詳細、事前準備と心構えについてお知らせしています。

珠緒
事前準備から当日の注意点まで書いていますので、参考にしていただけたらうれしいです。

伊勢神宮 正式参拝とは

伊勢神宮の正式参拝の手順を解説。手順を守って準備すれば、誰でも御垣内参拝ができます!
伊勢神宮の正式参拝の手順を解説。手順を守って準備すれば、誰でも御垣内参拝ができます!

「正式参拝」とは、御幌 (みとばり)で仕切られている中の敷地に入って参拝することです。

正式参拝は、特別参拝御垣内参拝(みかきうち)ともいいます。同じ意味です。

 

伊勢神宮の公式WEBでも、実際に伊勢神宮の敷地内でも、「正式参拝」についての広報はいっさいしていません。

強いて言えば、敷地内の立て看板や社務所で「造営資金」を募っています。

造営資金とは20年に一度神殿を建て替えるための資金です。

20年に一度の式年遷宮(しきねんせんぐう)を迎えるために、造営資金を募っています。
20年に一度の式年遷宮(しきねんせんぐう)を迎えるために、造営資金を募っています。

造営資金を納めると=正式参拝できる 

造営資金を納めることで、正式参拝がかないます。

しかしここで注意点!正式参拝をしたい」と受付で申し出ても「そのようなものはやっておりません」と返されます。

造営資金をお納めしたい」と申し出ます。

社務所の人もわかっていながら名目はあくまで造営資金の寄付、正式参拝が「主」ではないので、伊勢神宮側の意図を汲んであげましょう。

造営資金を寄付してくれた心ある人にはせめて神様の近くで参拝をさせてあげましょう、という寄付に対する心遣いが「正式参拝」というわけです。

伊勢神宮 正式参拝、金額、申し込み方法は?予約はできる?

伊勢神宮の正式参拝の受付は、お守り販売所のある社務所の「造営資金受付」窓口で。画像は外宮の受付。 外宮・内宮とも受付可能。外宮で造営資金を納めたら、内宮ではお納めは不要。どちらかで納めたら、外宮・内宮両方入れる!
伊勢神宮の正式参拝の受付は、お守り販売所のある社務所の「造営資金受付」窓口で。
画像は外宮の受付。
外宮・内宮とも受付可能。外宮で造営資金を納めたら、内宮ではお納めは不要。どちらかで納めたら、外宮・内宮両方入れる!
伊勢神宮の正式参拝の受付は、お守り販売所のある社務所の「造営資金受付」窓口で。画像は内宮の受付。 外宮・内宮とも受付可能。外宮で造営資金を納めたら、内宮ではお納めは不要。どちらかで納めたら、外宮・内宮両方入れる!
伊勢神宮の正式参拝の受付は、お守り販売所のある社務所の「造営資金受付」窓口で。
画像は内宮の受付。
外宮・内宮とも受付可能。外宮で造営資金を納めたら、内宮ではお納めは不要。どちらかで納めたら、外宮・内宮両方入れる!

正式参拝は、広報していないので正式な情報が出回っていませんが、わたしが実際に参拝してきた経験から下記のように手順を踏むと、誰でも参拝ができます。

伊勢神宮 正式参拝の申込方法
  • 金額:2,000円〜 3,000円でも5,000円でも10,000円でもOK (要は気持ち)
  • 表書き:蝶結びののし袋に 初穂料 フルネーム
  • 注意点:1人1寄付(夫婦で参拝したい場合は1人2,000円〜✖️2人分)
  • 参拝時間:5:00−19:00(早朝から開いています! 終了時間は季節によって変動あり)
  • 受付場所:内宮・外宮とも神楽殿の神札拝与所(お守りを売っているところ)の造営資金窓口
  • 手順:
  1. 当日「ご造営資金を納めたい」と申し出て、複写伝票に記入、準備してきた初穂料を添えて提出
  2. 特別参宮章を渡される(1人1枚 外宮・内宮フリーパス)
  3. 外宮内宮とも、正宮左手の詰め所に詰めている神職に特別参宮章を見せる
  4. 神職の服装チェック(上から下までジロジロ見るようなことはない、お参りするのにふさわしいかをさりげなくチェック)
  5. 記帳する
  6. いよいよ神域へと!
  • 予約:不可

わたしたちは夫婦で正式参拝に臨んだのですが、落とし穴は、造営資金の出し方でした。

2,000円×2人分に少し色をつけて5,000円を1つののし袋に「初穂料」として代表のわたしのフルネームを書いて納めました。

・初穂料 珠緒 5,000円

これで夫婦2人分のつもりでしたが、1人分として扱われてしまいました。

ここまで来て数千円のことで「いやあれは2人分としてお納めしたつもりですから」とか、お金のことであれこれ言うのはみっともないし、神様の手前避けたいので、

オットは2,000円をその場でお納めしました。

これで1人1枚の入場券(特別参宮章)を授けていただきました。

伊勢神宮の正式参拝、造営資金5,000円寄付の特別参宮章。金額により、封筒の中には、お礼状と絵葉書が!金額により入っているものが異なる。
伊勢神宮の正式参拝、造営資金5,000円寄付寄付の特別参宮章。金額により、封筒の中には、お礼状と絵葉書が!金額により入っているものが異なる。
伊勢神宮の正式参拝、造営資金2,000円寄付の特別参宮章。
伊勢神宮の正式参拝、造営資金2,000円寄付の特別参宮章。
伊勢神宮の正式参拝、造営資金5,000円寄付の特別参宮章の裏側には、服装の注意書きが。
伊勢神宮の正式参拝、造営資金5,000円寄付の特別参宮章の裏側には、服装の注意書きが。

はじめからのし袋は一人1枚、それぞれで用意しておけばOKです。

下記のように

・初穂料 珠緒 3,000円(金額は任意)

・初穂料 オット 2,000円

特別参宮章は外宮・内宮とも1枚でパスできますので、日をまたいで参拝する場合は無くさないようにしてくだださい

・受付で「造営資金をお納めしたい」と申し出る(正式参拝したいとは言わないこと!)
・家族であっても特別参拝は1人ずつの寄付が必要
・特別参宮章1枚で、外宮・内宮とも参拝できる(日をまたいでもOK)
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伊勢神宮 正式参拝、女性の服装・靴・アクセサリーは?ブラックフォーマルでOK!

伊勢神宮の正式参拝の服装、女性はブラックフォーマルでOK!靴は安定感のあるローヒールか、ペッタンコ靴で!黒くてもスニーカーなどカジュアル感のある靴はNG!服装検査でOKでも足元でNGだったら残念なので、フォーマルで歩きやすいローヒールを準備!
伊勢神宮の正式参拝の服装、女性はブラックフォーマルでOK!靴は安定感のあるローヒールか、ペッタンコ靴で!黒くてもスニーカーなどカジュアル感のある靴はNG!服装検査でOKでも足元でNGだったら残念なので、フォーマルで歩きやすいローヒールを準備!
伊勢神宮の正式参拝の服装、女性はブラックフォーマルでOK!靴は安定感のあるローヒールか、ペッタンコ靴で!黒くてもスニーカーなどカジュアル感のある靴はNG!服装検査でOKでも足元でNGだったら残念なので、フォーマルで歩きやすいローヒールを準備!
伊勢神宮の正式参拝の服装、女性はブラックフォーマルでOK!靴は安定感のあるローヒールか、ペッタンコ靴で!黒くてもスニーカーなどカジュアル感のある靴はNG!服装検査でOKでも足元でNGだったら残念なので、フォーマルで歩きやすいローヒールを準備!
正式参拝 女性の服装
  • 服装:ブラックフォーマルが基本(黒・紺など地味な色のスーツでもOK)
  • 靴:パンプス
  • アクセサリー:パールネックレスOK
  • バッグ:御垣内に入る前に詰め所に置いておく(持って入らない)が、黒が望ましいと思う
  • 帽子:なし

御垣内の玉砂利は「砂利」レベルではなく、河原にあるようなごつごつした大きな「石」サイズ。

ハイヒールでは歩きにくいどころか、ヒールが折れてしまいます。

ローヒールか、かかとの太い安定感のあるパンプスがおすすめです。

もしくは、履きつぶしても惜しくないそれでいてヨレヨレではない失礼にあたらない靴で。

・明るい色や派手な服装
・スニーカー(玉砂利が歩きにくくてもスニーカーはNG)
・膝が出るミニスカート(露出を避ける)

 

伊勢神宮 正式参拝、男性の服装・ネクタイは白?

正式参拝 男性の服装
  • 服装:ダークスーツ(モーニングや礼服でなくてもOK)
  • ネクタイ:必須!青や白など地味めで(派手なものは避けて)
  • 靴:革靴

男性はネクタイが必須です。

オットはうすい黄色のネクタイでしたが、服装チェックは通過しました。

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伊勢神宮 正式参拝、受付終了時間季節による変動

伊勢神宮 正式参拝(外宮・内宮)参拝時間
参拝時間
1 2 3 4 95:00-18:00
5   6   7   85:00-19:00
10   11   125:00-17:00

終了時間は季節によって変動しますが、開始時間は午前5時というのは一定です。

早朝から開いているのは、ありがたいですね!

早朝は人も少なく、空気も澄んでいてすがすがしく、貸切のような特別感が味わえるので、ぜひとも早起きして早朝の参拝がおすすめです。

伊勢神宮 特別参拝 事前準備編

このように伊勢神宮の特別参拝は、事前に少しだけ準備が要りますが、知っておけば難しいことではなく、むしろ準備をすることで確実に参拝ができます。

  1. 参拝日に確実にお参りできるか、祭祀や特別な行事(皇室の方が参拝されるなど)が入っていないか、電話で確認
  2. 電話:神宮司庁 0596-24-1111(8:30-16:30)
  3. 初穂料をのし袋に入れる
  4. 当日の服装を準備する

伊勢神宮 正式参拝の体験談!

伊勢神宮の正式参拝、造営資金5,000円寄付の授与品。お礼状と絵葉書3枚が入っていた。金額により入っているものが異なる。
伊勢神宮の正式参拝、造営資金5,000円寄付の授与品。お礼状と絵葉書3枚が入っていた。金額により入っているものが異なる。
伊勢神宮の正式参拝、造営資金2,000円寄付の授与品。絵葉書1枚が入っている。
伊勢神宮の正式参拝、造営資金2,000円寄付の授与品。絵葉書1枚が入っている。伊勢神宮の正式参拝、造営資金2,000円寄付の授与品。絵葉書1枚が入っている。

服装チェックも無事通過して、いよいよ神様のすぐそばで参拝できる御垣内参拝へと。

記帳を済ませると門の内側に通されます。

手荷物を荷物台に置きます。

「本日はようこそ御垣内参拝にお参りいただきました」というようなことばを受けました。

わたしはこの時点ですでにうるうるきていました。

神職によるお祓い。清めの塩をまきお祓いを受けます。

神職のあとに続き、大きな玉砂利(石)を踏みつつ、正宮の塀に添って進みます。

門をくぐり、開けた敷地内へと。

入った瞬間、空気が一段と澄んで、完全に神の領域であることが肌を通してわかります。

心が昂り(たかぶり)異次元にワープしたかのような体感覚を覚えます。

歩きにくい足元を気にしながらも、正宮の目前に差し掛かると、正宮に続く参道は真っ白な石が敷き詰められています。

はっとするほどの美しさ。

身震いするほどの清浄な空気と、異世界のような整えられた空間。

わたしたちの住む世界とは違う空気が流れている神域でした。

心は一瞬違う世界に飛んでいったかのように、なんとも言えない不思議な面持ちを味わいました。

生きていることのありがたさ

生かされていることのありがたさ

生きている間に伊勢神宮の神様にお参りできた尊さ

偉大なものに感謝する心からのお礼

正宮の前で感謝のことばをのべると、自然に涙があふれてきました。

時間にしてわずか5分もかからないほどの一寸でしたが、ありがたさを感じる体験でした。

帰りは近くの門から退出。

手荷物を持って、神職にお礼のあいさつをして退出します。

わずか数千円で体験できる、すばらしい別世界。

生かされている、守られている、わたしの人生は大いなる神様と多くの人に支えられて成り立っていることを改めて感じる体験となりました。

ぜひ、このすてきな機会を、一人でも多くの方に体験していただきたいと思います。

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最後まで読んでくれはって、ほんまにおおきに〜〜ありがとうございます!