お局のパワハラ例 訴える?モラハラ ハラスメントはことばの暴力!【心理的安全性を保つたったひとつの方法】

職場に高確率で存在する、お局。

もしあなたがお局のいじめの標的にされているとしたら、毎日がゆううつでたまらないことでしょう。

この記事では、お局のパワハラ・モラハラ言動と、負けないための対策について書いています。

お局のパワハラ・モラハラ実際にあった事例!

まず、お局のパワハラ・モラハラ言動を整理してみましょう!

一般的なものにわたしが経験した体験も含めて、書き出してみます。

(かっこの中)は、パワハラの行為類型(=厚生労働省が定義しているパワハラの型)です。

仕事を抱え込む 人に任せない・渡さない、業務の属人化(過小な要求)
あなたにはこの作業は無理ねと言われ、仕事を回してもらえない(過小な要求)
後輩に仕事を教えない(過小な要求)
仕事を回さないくせに、自分ばかりが忙しいと言う
仕事を回さないから自分から率先して仕事したら、「仕事を取られた!」と周囲に触れ回る
珠緒
↑理解できひんわ、わけわからんし
会社って仕事の取り合いっこする場所なん 笑笑
あいさつしても無視される(人間関係からの切り離し)
服装チェックされる
掃除チェックされる ゴミがまだ残っているとか言う
顧客先に訪問して帰社したら、行動履歴をチェックされた!直属の上司でもないのに!
何かと言いがかりをつけてくる
ファイルの置き方やクリップの止め方まで注意される
出した企画に対して執拗にダメ出しをする
全員宛のメールで皮肉を書き込み、公開処刑された!(精神的な攻撃)
チームから切り離そうとする(人間関係からの切り離し)
気に入っている人とそうでない人に対しての態度があからさまに違う
給料の額を聞いてくる(個の侵害)
珠緒

お局はこのように、芽が出かけた後輩を潰しにかかるのです!

お局のパワハラ・モラハラはれっきとした大人のいじめです(キッパリ!)

 

 

【体験談】お局、究極のモラハラ発言!

このことばはもうお局と関わりがなくなった今でも、忘れません!!!

 

あなたのお給料どこから出ていると思っているの?

これって、モラハラ夫の「誰に食べさせてもらってると思っとるんや!!!」と同レベルの「モラハラ発言」ですよ!!!

 

言葉の暴力です!!!

パワハラとは、発言した人に悪意がなくとも、受け取る人が不快に感じたらパワハラとみなされます。

シチュエーションにもよりますが、受け取った人が不快だと感じたら、パワハラは成立します。

 

お局は営業部、お局は営業で契約とるのが仕事。

大口案件を複数受注していたお局。

その案件とて、お局の力だけで開拓したのではなく、諸先輩が切り開いた道だと聞いていました。

なのに、自分がいないと会社が回らないとでもいうような態度!!!

会社という組織はそれぞれに役割分担があります。

営業のとってきた仕事を制作部でかたちにして、販売して利益を出して、社員が協力しながら会社を回していくんでは??

給料の出どころ「お局様のおかげです、ありがとうございます」とでも言ってほしかったのですか。

お局のパワハラ・モラハラに負けないたったひとつの方法

お局のパワハラ・モラハラに絶対に負けないただ一つの方法は、お局と戦わないことです。

お局は欲求不満のはけ口をパワハラ・モラハラであなたに向けているだけ。

自分の中で処理できないストレスを人に向けていいはずがありません。

向けられたほうは苦しむのですから。

 

でも、ここで大切なことは

負けたくないと、必死にならないことです。

同じ土俵に立たないことです。

お局と戦うのではなく、いじわるするなんてかわいそうな人だと認識することです。

不満があるのね〜、お気の毒〜、かわいそうな人。

憐れみ(あわれみ)の心で接しましょう!

これだけですいぶんメンタルがラクになります。

 

もしお局のパワハラで会社を辞めることになっても、仕返しをしてはいけません。

なぜなら、仕返しをすることであなたがお局と同じ次元に立つことになり、成り下がってしまうからです。

 

パワハラされても仕返しをしてはいけない理由については、こちらに詳しくまとめています↓

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お局のパワハラ・モラハラ対策は?

お局とは同じ土俵に立たないし、勝負もしません。

売られたケンカも買いません!

それでも、お局と接する上でお局のパワハラ・モラハラから身を守る方法を知って備えましょう。

 

上司を味方につける

話をわかってくれそうな上司に相談してみましょう。

一人でつらい思いをかかえていると、心身に不調が出てきます。

年に数回ある個人面談で相談してもよいですし、個人的に事情をきいてもらうのもよいと思います。

そのためにもふだんから上司との信頼関係を構築しておくことです。

 

同僚を味方につける

パラハラ・モラハラはターゲットを絞って、個人攻撃されることがほとんどです。

エスカレートするようなら、信頼のおける同僚にも相談しましょう。

孤立しないことが大事です。

ボイスレコーダーで録音する

お局に気づかれないようにスマホの録音ボタンをON!!保険のためにも録っておきましょう!

 

メモをとる

5H1Wで、いつ、どこで、誰に、何を言われたか、同席していた人など、手帳でもメモでもいいので、記録する

 

配属部署を変えてもらう

 

お局はなぜパワハラ・モラハラをする?

お局は不満を自分の中で処理できず、非の無い人に「不機嫌」の矛先(ほこさき)を向けます。

パワハラ・モラハラというかたちでしか不満を処理できる方法がないのです。

お局は家庭のこと、仕事のこと、自分のことで、問題を抱えています

うまくいかないのは自分のせいなのに、それを人を攻撃することで欲求不満を解消しているのです。

人をおとしめて、優越感にひたる。

モラハラはお局にとってストレス解消法なのです。

だいたい、夢中になれることがあってイキイキしている人は、人をストレス解消の標的になどしません

自分では処理しきれないフラストレーションを、人を使って解消しています。

モラハラするお局は、問題の根っこが自分にあり、そこを改善しない限りお局自身もしあわせになれません。

パワハラ・モラハラは子ども社会のいじめの大人版!

お局が野放しにされているから、パワハラ・モラハラが起きます。

そもそもお局を野放しにしている会社にも管理不行き届きの責任があります。

お局のほうも、いい歳して子どものいじめみたいなことをしているのです。

モラハラは子どものいじめの大人版です。

大人社会のいじめです。

こういったモラルが欠如した人は、まともに相手にしたら、あなたがバカを見るだけです。

かわいそうな人だと思って、あわれみのまなざしを向けておきましょう!

 

憐れみ(あわれみ)とは、かわいそうに思うこと、気の毒に思うことです。
なんで、いじめをするお局をかわいそうに思わなあかんかって?
それは同じ次元で戦わないために、違った視点からものを見る訓練です。
負けるが勝ちということばもありますね!

お局のパワハラ・モラハラが許せない!解決法は?

お局にモラハラされていると、会社に行くのがゆううつですよね。

わたしも今思い出しても、つらい日々でした。

顔を見るのもイヤ、同じ空気を吸うのもイヤ、足音がしたら逃げたいと思っていました。

あなたは悪くありません。

悪いのは、パワハラ・モラハラをするお局なのです。

お局のパワハラ・モラハラが許せないときの解決法をご紹介します。

上司に相談する

まず上司に相談してみましょう。

でも、上司に相談しても解決しない例はたくさんあります。

一時的には守ってくれたり、お局に注意してくれたとしても、お局に辞められたら会社も困ります。

お局は会社の内部では長く勤めてそれなりの存在、取引先の内部事情にも通じています。

辞められたら会社が困るのです。

ですから、全面的に守ってくれるのは難しい場合が多いのです。

 

中小企業ではとくに、お局は会社で重要な位置付けにいることが多く、パワハラをなかったことにしようとすることさえあります。

わたしの場合も、上司に相談するも、くやしかったら仕事で見返したらいいのでは、と言われ

そんなアドバイスしかできない上司に、この会社にいる意味を見失い、愛想がつきました。

理不尽さにがっかりしました。

 

上司さえも守ってくれないとしたら、自分が我慢するしか解決法がありません。

我慢してまでその会社で働く価値があるのか、自問してみましょう。

わたしはパワハラをなかったことにしようとする会社のやり方に嫌気がさして、会社が守ってくれないんだったら自分のことは自分で守る決意を持って、会社をやめました。

労働組合に相談する

上司に相談しても、解決しないケースは多いです。

そんなときは、労働組合に相談しましょう。

そもそも労働組合がない中小企業の場合、個人で加入できるユニオンなどに加入しておく。

もしくは労働基準監督署に相談しましょう。

労働基準監督署に相談する

退職も視野に入れて管轄(かんかつ)の労働基準監督署に相談するという方法があります。

そのときは、客観的な証拠やメモの提出を求められます。

5W1Hで日頃からメモをとっておき、ボイスレコーダーでの録音もあったほうがよいでしょう。

ただ、労働基準監督署はあくまで中立の立場ですから、話し合いで和解する方向にもっていくのがやり方です。

労働基準監督署は、モラハラの事実について両者から事情を聞き出しますから、もし和解したとしてもその会社にはどちらかがいづらくなることは容易に想像できます。

労働基準監督署に相談するときは、退職も覚悟しておいたほうがよいでしょう。

弁護士に相談する

最後は、弁護士に相談する方法です。

労働問題に実績のある弁護士を探して相談します。

 

お金をかけてでもすっきり解決したいのであれば、弁護士を頼るのも「方法」です。

ただし、弁護士に相談する場合は、メモや録音などの材料が揃っていて勝てるという肌感覚があることが前提です。

それと、お金のかかることですから、覚悟をもってのぞむことが大切になってきます。

 

弁護士は一般人にとってハードルが高く、お金もかかります

内容によっては裁判を起こさずに慰謝料で解決するケースもあります。

っていうか、パワハラ・モラハラで裁判となると、しかも中小企業相手に、あとあとめんどうなことになるので

(地域に住みづらくなるとか、地方ならではの狭い世間でのもろもろ・・・)

慰謝料で解決できたほうが、個人的にはモアベターかと思います。

 

もしあなたが、モラハラされた相手から金銭を取ることが目的でなければ、弁護士に相談するのはおすすめできません。

なぜなら、時間も労力もお金も消耗する上に、イヤなこと、マイナスのことに時間を奪われ、疲れ果てるからです。

しかも、勝てるという確証もありません。

そうはいっても、弁護士はていねいに時間をかけて、客観的な事実を引き出してくれますから、

労働問題に強い弁護士であれば、メモや証拠が残っている場合、相談者に有利なように進めてくれます。

 

繰り返しますが、パワハラ・モラハラされた相手からお金をとることが目的でなければ

あなたが勝って慰謝料を手にしたとしても、スッキリしない思いが残るかもしれません。

なぜならお金が欲しいわけではなく、モラハラされた事実を認めて反省してほしいだけなんですから。

 

それでも

弁護士に相談して慰謝料を請求できる(つまり勝つ)ことになれば、パワハラした相手は負けを認めることになり

社会的にパワハラ・モラハラの事実が証明されたことになります。

世の中にお金で割り切れる問題は、確かにあります

 

以上のように、弁護士に相談することで解決できるケースもあるというわけです。

あとはあなたの考え方次第です。

 

パワハラ防止法、2022年4月中小企業にも義務化になったが・・・

「パワハラ防止法」が2022年4月、中小企業にも義務化されました。

2020年施行の大企業に続き、ついに中小企業もパワハラに対して、対策しなければならない時代になりました。

 

具体的には、事業主は従業員に対して次のような対応を取る必要があります。

  1. パワハラを行ってはならないという方針を従業員に周知する
  2. 相談窓口を設ける
  3. パワハラが起こったとき、事実関係を確認する
  4. 事実関係を確認した上でパワハラが認められる場合、加害者に処分を与える

 

しかし、2022年現在、企業はパワハラを防止するために、相談窓口などを設置したりする義務は課せられていますが、

対策をしていなかったからといって罰則はありません

つまり、建前は義務化でも、社内での対策が進んでいる中小企業は少ないのが現状でしょう。

中小企業では目の前の課題で必死なため、この手の対応は後手に回りやすいのです。

 

もちろん、義務化されてきちんとした対応がなされ、社内風土の改革が進むのがいちばんです。

ところが、長年お局が組織を牛耳っているような企業は、変わろうとしてもすぐには変われないことも多いのです。

 

パワハラ防止法が中小企業にも義務化されたことによって、お局にいじめられている人は声をあげやすくなったことは喜ばしいことです。

しかし、小さな独立国家である中小企業の中では、勇気を出して声をあげても、円満解決とならないケースはままあります。

 

国の対策が一歩進んだことは歓迎しつつも、自分の身に当てはめた対策を考えるとき

相談しにくい企業風土の中で、相談することによるリスクだって皆無とは限りません

相談したことによって会社にいづらくなることは、容易に想像できます。

そもそもそれ自体おかしなことなのですが、複雑な人間関係で形成された会社という組織は一筋縄ではいかないことも多いです。

法律は整備されても、機能するかどうかは現場にかかっているのですから。

お局のせいで退職はあり?

上司に相談してもお局のいじめがやまないどころかエスカレートする。

労働基準監督署に相談するのは会社まで巻き込むことになり面倒。

弁護士に相談するのはハードルが高い。

 

2022年4月、中小企業にもパワハラ防止法が施行され、企業の管理者はパワハラ加害者に対して、指導や適切な処分を怠ってはいけなくなりました。

しかし、パワハラ防止法が施行されたとしても中小企業の現場で機能するかどうかは、別問題です。

 

どうしてもその会社にしがみつかなければならない理由があるならまだしも、働く場所はその会社だけではないはず。

環境を変えることも考えてみるとよいでしょう。

つらい現実にさっさと見切りをつけて、違う会社や仕事を見つけることが精神衛生上、もっとも良い方法だと、わたしは思います。

 

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お局いじめが長期化すると、耐えることに意識が向くようになり、本来発揮できるべきパフォーマンスを発揮できなくなってしまいます。

会社とは仕事をする場所。

なのに、仕事のパフォーマンスが落ちるばかりか、お局に耐えることが目的化しかねません。

そんなのもったいないですよ!

あまりにも耐え忍んでいると、自信さえ奪われてしまいます

心が傷つき、新しいことに挑戦する気力さえなくしてしまいます。

仕事の替えはありますが、心の替えはありません

あなたの心をいちばん大事にしてください。

 

人を変えることはできませんが、自分を変えることはできます!

環境を変えるのは選択肢のひとつです!

 

わたしは、見切りをつけて正々堂々とお局から去りました。

 

珠緒

決心するまでは悩んだけど、あのとき去るという方法を選んでよかった!

わたしは今、新しい環境で神的によい人たちに囲まれて仕事をすることができるようになりました。

 

お局のあなたにお願い!組織の空気に心理的安全性を!

この記事を上層部の方やお局の当事者の方が読んでくださっていたらお願いしたいことがあります。

昨今、心理的安全性を担保できない組織は人の入れ替わりが激しく、働く人に選んでもらえません。

企業は一人ひとりの力で成り立っています。

個の力が最大限発揮できるよう、ことばがけや気づかい、言い換えで、社員の安心を守ることが大切です。

心理的安全性は、働きやすさ、やりがいにつながります。

心理的安全性を担保するにはどうすればよいのか?おすすめの本をご紹介します。

お局に苦しめられたあなたは、今の場所から逃げてよいのです!

逃げることは自分を守るための方法、あなたの選択が報われますように!

 

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最後まで読んでくれはって、ほんまにおおきに〜〜ありがとうございます!