家族経営の奥さんが嫌われる理由|経営に口出しして現場は混乱、士気が下がる!

家族経営の奥さんが、いち従業員や役員として夫の経営する会社で働いているケースは、多いですよね、特に中小企業の場合。

この奥さんがなかなか、やっかいもので、

夫が経営する会社は自分のものであると考えているせいか、

事務用品のボールペン1本にいたるまで細かいチェックが入ったり、

やたら経費削減を叫んだりとか

現場にとって経営者の奥さんが目の上のたんこぶになっているケースは散見されます。

この記事では、なぜ経営者の奥さんは会社に関わるのか、嫌われる理由について書いています。

家族経営の奥さんが経理をするのはなぜか?

経理のイメージ
家族経営の会社では奥さんが経理担当になっているケースが多い

経営者の奥さんが経理をするのは、中小企業でよくある事例です。

会社のお金の出入りをにぎっておくのが経営者の奥様の仕事だと思っているのなら、それは大きなまちがいです。

なぜなら、会社のお金は家庭のお金とは性質のちがうものだからです。

 

ボールペン1本、消しゴム1個という細かいお金を重箱の隅をつつくように監視されると、現場は息が詰まります。

100円、200円を節約させるのが、経理の仕事ではありません。

会社に家庭の金銭感覚を持ち込まれると、その感覚が邪魔になることがしばしばあります。

 

そのくせ、経営会議と称したステーキやさんでの食事代をしれっと経費で落としているのを見たときは、あきれましたね!(わたしの体験談)。

経営者の奥さんは社員の経費に関してはうるさいのですが、身内に甘いのです。

よくある家族経営あるあるなのですが、自分の特権だと思っているからタチが悪い。

珠緒
特権?それ勘違いなだけですから。

 

家族経営あるある、公私混同にうんざり!身内に甘い!については、こちらに詳しくまとめています↓

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契約のイメージ

経営者の奥さんが本来するべき仕事とは?

電話のイメージ
電話対応は会社の顔、お客様と会社をつなぐ大事な役目

経営者の奥さんには、お客様との接点である電話受付をしてもらうのが本来ならいちばん適しているといえましょう

たとえるなら歌舞伎界では(唐突ですがたいへん参考になる例です)歌舞伎役者の妻は裏方に徹して家を守りますよね。

梨園の妻である三田寛子さんのように、お得意先へのあいさつまわりやチケットの手配というように裏方で力を発揮してもらうのです。

 

会社の縁の下の力持ち的な仕事といえば、電話対応。

電話対応は、お客様と企業をつなぐ最前線の仕事です。

IT化(インフォメーションテクノロジー)、DX化(デジタルトランスフォーメーション)が思うように進んでいない中小企業では、

電話はすなわち会社とお客様とをつなぐ生命線です。

受注の電話ほどありがたいものはありません

クレームの電話からも改善すべき点が見つかるでしょう

経営者の奥さんには、お客様の特徴やお悩み、困りごとを毎日の電話からつぶさに観察してもらいましょう。

お客様の特徴を知ってどうしたらもっと良くなるのか、リピートしてもらえるのか

お客様満足度と会社の発展に力を注いでもらうのは理にかなっていると思います。

経営者の奥さん、それパワハラですよ!

わたしの経験談です。

その社長夫人はいつも重役出勤で、10時とか11時、午後から出勤なんてこともありました。

何様だと思っているのか、

自分は偉いと思っているんでしょう、

社長夫人の出勤ですけどいう態度でお昼前に出勤してきます。

 

当然電話番なんて、自分のする仕事ではないと思っているでしょう。

そのくせお客様からの受注に対応した人に、難癖(なんくせ)やいいがかりをつけるのです。

「なぜ、もっと高く価格設定しなかったのですか!!」

「なぜ納期が短いのですか!!」

中小企業の総務なんて、あれやこれやで手いっぱい、ひとつ一つ細かな交渉をしているひまなんてありません。

いつものお客様、お得意様の受注には、いつものように応えるのが精一杯。

総務の人がお気の毒ですね、社長夫人に責められて。

 

あなたが対応したらよろしいのではないでしょうか。

自分で電話番して価格交渉、納期交渉したらいかがですか。

社長夫人でしょう、率先してやるのがあなたの仕事ではないのですか?

何度心の中で思ったことでしょう。

 

家族経営の奥さんは経営に口出しするからうざい!

チェックリストのイメージ
細かい点までチェックするのは経営者の奥さんの本来の仕事ではないはず!

経営者の奥さんはおそらく無意識に、家庭の金銭感覚を会社に持ち込んでいます。

しかし、ここに大きな落とし穴が!

家庭の家計をやりくりすることと、会社のお金を回すことは、別ものです。

会社のお金は、将来を見すえた新規プロジェクト(可能性)にお金をかけるかどうかを見極めるいわば投資なのです。

将来性のある事業に投資するのか、

それとも方向転換するのか

規模の大きなお金を動かすのが、会社の経営です。

そこに家計の感覚を持ち出すと、方向性や方針がブレます

 

経営者の奥さんはどうしても会社を家庭の延長の視点でとらえてしまいます

自分の夫が経営する会社なのですから、ある程度しかたのないことだとは思います。

でも!会社は家庭の延長でもなければ、経営者の私物でもありません

 

ビジネスとして、家庭とはきっちり線を引くのが、事業を発展させるためには大切です。

経営者の奥さんが家計的金銭感覚で会社の経営に口出しされると、現場は疲弊(ひへい)します。

家族経営の奥さんはやりたい放題、我が天下でうざい!

経営者の奥さんは重役出勤で、従業員より出勤時間が遅いこともありがちです。

終業も従業員より早く終わります。

そのくせ、給料は一人前もらっていたりしますから、従業員はおもしろくないわけです。

 

従業員より遅く出勤するのなら、その理由を説明していますか?

役員だから許されるとでも思っているのでしょうか。

従業員はみな、見ていますよ。

腹(はら)の中では、おもしろく思っていません。

気まぐれで会社に顔を出す家族経営の奥さんに現場は疲弊します。

 

気に入った人とそうでない人との扱いが違いすぎることもあります。

身内意識が高すぎて、身内の自慢話を会社でペラペラ!

しかも出しゃばりで、従業員をしもべのように扱うケースすらあります。

会社をストレス発散の場にして我が天下、勘違いしていませんか?

家族経営の奥さんは中途半端に会社に関わるな!

経営者の奥さんは、会社にかかわるのなら従業員と同じように雇用契約を結ばせるべきです。

家族経営のなれないで、規則もないまま働かせるのは、従業員の手前もよくありません。

出勤時間や有給休暇、業務の裁量など取り決めをして、立場を明確にしておくのがよいでしょう。

それとも家族経営の奥さんは立場上、役員になっているのでしょうか。

 

以前勤務していた会社では経営者の奥さんが、

重役出勤で朝は10時ごろの出勤、

日によって午後から出勤

毎日こない

など、日によってまちまち。

進みかけの案件も、経営者の奥さんのGOサインがないと次にすすめず、仕事がとどこおる原因になっていました。

 

しかも、出勤日を見える化するでもなく、次はいつ出社するのかわからない。

外部から電話があっても、予定が見えないので「何時に出勤します」と答えられない。

こんな状態でしたから、奥さんと関わる部署は困り果てていました。

気が向いたときだけ出勤する家族経営の奥さんなど、現場を振り回すだけの迷惑な存在。

経営者の奥さんは中途半端に会社に関わるくらいならかかわらない方がよっぽどマシ

関わるのであれば、中途半端にせず社員と同じように、いえそれ以上に働かないと、現場が混乱したり士気が下がりますよ、マジで!!

家族経営の奥さんにも人格者はいる!

経営者の奥さんでも、中には人格者の人もいます。

これは本当にレアなケースなのですが、2つの例をご紹介します。

世界の山ちゃん、山本久美さん

名古屋を中心とした手羽先揚げのチェーン店を展開する、世界の山ちゃん社長の山本久美さん。

2016年創業者である夫、山本重雄さんが急死したあと、会社を引き継いで社長になりました。

 

夫が亡くなるまで山本久美さんは経営者の妻として、会社にはかかわらず家庭を守っていました。

なぜ、家庭人だった山本久美さんに従業員は、会社を継ぐのは奥さんである山本久美さんしかないと言ったのでしょう?

 

世界の山ちゃん社長の山本久美さん、奥さんから凄腕経営者へ!そのワケについては、こちらに詳しくまとめています↓

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チューリップ

 

陰日向(かげひなた)になって支えるとはこんな人をいうのだと、わたしは思います。

従業員は、会社には顔を見せていなかった社長の奥さんの山本久美さんに絶大なる信頼を寄せていました。

表には出ないけど陰で従業員のこと、会社のことを気にかけていたことを知っていたからです。

久美さんは会社の様子は夫である山本重雄さんから聞いて、陰ながら夫、会社を支えていました。

従業員も山本久美さんが表にこそ出なくても会社のことを気にかけてくれていることを見抜いていたからこそ、社長を継いでほしいと願ったのでしょう。

NHK朝ドラ「舞いあがれ」の岩倉めぐみ(永作博美)

NHK朝ドラ舞いあがれの家族経営の奥さんも好例です。

家族経営の奥さん役である永作博美さんは、夫(高橋克典)の経営する町工場をかいがいしく手伝っています。

家族経営の奥さんの定番のポジションである経理はもちろん、商品であるネジの検品やこまごまとした雑用までこなします。

朝早くから夜遅くまで社員以上に働く働きものです。

社員にはいつも低姿勢で接し偉ぶりません、まさに内助の功を発揮して会社を盛り立てています。

そして夫が急死した後は、夫の跡を継ぎ社長になる決心をします。

しかし、社員や周りからは、ネジのことを何もしらない素人が社長としてやっていけるのかと冷ややかな反応。

自社の製品であるネジのことを社員に教えてもらいながら一から勉強して、経営も学びながら社員を引っ張っていくリーダーになっていきます。

 

このドラマで家族経営の奥さんは、常に会社に顔を出している役どころでしたが

決してえらそうにせず、社員と同じ目線で、社員を気づかい、社員以上に働く姿を、社員に見せていました。

奥さん時代は社員を家族のようにいたわり、社長になってからもやさしさの中にもきりりとした覚悟を秘め

夫を失って一時は傾きかけた会社を持ち直し発展させる努力を続けました。

社長である母を支えてくれる娘の舞(福原遥)の力も大きかったのですが。

永作博美さんの演技も脚本もすばらしく、家族経営の奥さんの鑑(かがみ)=家族経営の奥さんのモデルケースとなる作品だと、わたしは思います。

人格者 家族経営の奥さんに共通すること!

世界の山ちゃん山本久美さんは、会社には顔を出さないタイプ

NHK朝ドラ舞いあがれの岩倉めぐみ(永作博美)は、会社に顔を出しているタイプ

置かれた立場でやりかたは違えど、共通していることがあります。

  • 態度 →  謙虚 低姿勢 聞く耳をもつ
  • 出社 → する場合は社員と同じ時間かそれ以上に早く出社する  しない場合はしない 中途半端な重役出勤はしない
  • 私利私欲 →  追求しない!優先事項は会社の経営

まとめ:家族経営の奥さんはまず信頼関係を築くところから!

家族経営の奥さんが嫌われるのは、出しゃばって態度がでかく、無言の圧で権力をふりかざすからです。

遊びの延長のような感覚で会社に来ている家族経営の奥さんも、中にはいます。

中途半端に会社に関わり、気まぐれで会社に顔を出したり出さなかったり、それでは社員も混乱します。

家族経営の奥さんが会社に関わるのなら、経営者の奥さんという見栄やプライドを捨てて覚悟を持つ必要があります。

逆に従業員に教えてもらうくらいの謙虚な気持ちでいないといけません。

上から目線は絶対にいけません。

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上から目線

 

誰よりも早く出社し率先して掃除して、従業員と一丸となり会社を伸ばしていこうという気概(きがい)を見せていくことです。

そして必要以上に出しゃばらず、縁の下の力持ちに徹して裏方で会社を支えるほうが、うまくいくのではないですか。

人は命令では動きません。信頼関係があってはじめて人は動きます。

経営者の奥さんはまず、従業員との信頼関係を築くのが先決だと、わたしは思います。

 

家族経営の経営者の奥さん、会社はあなたの写し鏡です。

どうか従業員が働きやすい環境を整えてあげてください。

 

最後まで読んでくれはって、ほんまにおおきに〜〜ありがとうございます!