宝くじ売り場のバイト パート口コミ|評判 暇で楽って本当?元販売員がボックスから見たリアル

怪しい雰囲気がする業界の内側をのぞいてみたい好奇心から、宝くじ販売ボックスに1年ほど入り、宝くじ販売員をしていました。

この記事では、わたしが「中の人」になって見聞きし感じた、宝くじにまつわるアレコレを書き連ねています。

宝くじ売り場のバイトパート口コミ

宝くじ売り場販売員のバイト口コミ
宝くじ売り場販売員のバイト口コミ

わたしは会社を見限って仕事を辞めました。

原因は、人間関係、パワハラ、会社の将来に希望が持てなかったからです。

パワハラの仕返しやってはいけない 退職後でも! 末路はスピリチュアル因果応報か?体験談

合わせて読みたい

パワハラで退職したとき、仕返しをしてギャフンといわせたい!気持ちはわかりますが、そんな考えはおすすめしません。この記事では、パワハラで退職したときのかしこい大人の仕返しについて書いています。パワハラした人の末路につい[…]

パワハラの仕返しはやめとけ!腹わたが煮えくり返っても絶対にしてはいけない!呪縛から抜けられなくなる!

 

フリーランスの仕事が軌道に乗るまでの間、食いつなぐため宝くじ売り場でバイトしていました。

応募したのはたまたま求人誌で見つけたから。

 

宝くじにどことなくイカサマ的なイメージは持っていましたが、

あの狭いボックス中で一人なので、面倒な人間関係を避けられ願ったりだと考えていました。

そのとおりで、交代時の引き継ぎ以外は、勤務中は一人で仕事ができ、わずらわしい接触はゼロでした。

しかし、盲点が!

宝くじ販売は接客業です。

宝くじ売り場に並ぶお客様は、ギャンブル熱に冒された(おかされた)人たちが大半を占めていたのです。

「中の人」になってみてわかったのですが、宝くじはギャンブルだったのです!

宝くじに対してうすうす感じていた陰のイメージは、中に入ってみて確信に変わりました。

宝くじはギャンブルだ!夢を買う?口当たりの良い言葉にだまされるな!

合わせて読みたい

宝くじといえば、1回や2回は買ったことがあるという人もいるかもしれません。わたしは一度も自分で買ったことがないのですが、街角にある宝くじ売り場は派手なポスターが貼られて、ギラギラした独特の雰囲気が漂っています。この記事では、[…]

宝くじはギャンブルだ!

宝くじ売り場のバイト口コミ、買う人の特徴

宝くじは「買う人」と「買わない人」がはっきり分かれます。

「買う人」は買う。

「買わない人」は買おうとも思わない。

宝くじに限らず他の商品でも必要がなければ買いませんが、宝くじはそれが顕著(けんちょ)に表れる商品だと思います。

実際にわたしも宝くじ販売ボックスに入るまで、一度も宝くじを買ったことがありませんでした。

マスコミのCMで夢を買うとか耳にしたことはありましたが、現実、販売ボックスに入ってみて

珠緒

夢ってお金で買うもんちゃうやろ!!しかも紙切れをお金出して買うなんてありえへんし

夢を買うなんて、買わせるための誘い文句、お金集めのためのキャッチコピーだと気づくことになります。

宝くじ売り場の客層 口コミ

隣にパチンコ屋があるという立地上、ギャンブル愛好家のお客様が多く

当たらなかったからと文句を言ったり

当たるくじをほしいと無茶な注文をつけるお客様もいました。

 

宝くじ売り場に宝くじを買いにくるお客様は、マスコミの刷り込みによって間違った認識を植え付けられある意味だまされている人たちです。

しかも、宝くじは公営ギャンブルにもかかわらず、マスコミはギャンブルだとはっきり言わない。

夢を買うなど耳触りの良いことばで、射幸心をあおる。

まんまと乗せられた一般市民は、お金を出して大金が当たるかもしれない「ただの紙切れ」を買うのです。

なんというパラドックス!

 

お客様の多くの人が陰気な空気をまとっていました。

この空気はなんだろう?

ボックスに座っているうちに、答えがわかりました。

今に満足していない、精神衛生上満たされていない「気」からくるものだと。

 

  • 誰かに見つかるのを避けるように足早にくじを買って立ち去る人
  • 仕事終わりに、ロト6の数字を舐め回すように記入して用紙を提出する人
  • 貧乏神が取り憑いているのかと思うような恵んでくれオーラ全開で、1枚だけくじを買う人

買い方はそれぞれでも、共通していたのはみながある種の「執念」を内包していました。

買う人のお金に対する願望を垣間見るようでした。

当たる確証もない宝くじを、おこづかいや年金をやりくりして毎週買う。

お金の使い方が不健康な人たちが、くじを買っていく。

 

お金の出し方にも、各人のお金に対する思いが表れていました。

  • ズボンのポケットからヨレヨレの1,000円札を出す人
  • 10円や50円の小銭を寄せ集めて300円を支払う人
  • 気前よく30,000円分のジャンボ宝くじを買う人

お金を大事にしている人は、ポケットにお札を入れません。

お金ってこうやって人から人へ、人からモノへと流れていくんだ、って、お金に温度や感情までも感じた不思議な感覚を味わいました。

 

宝くじは愚か者の税金といわれます。

当たらなくても公共事業の役に立つならまぁいいか、

いいえ、それは当たらなかったことに対する言い訳、偽善でしかありません。

宝くじ販売を通して、社会の縮図をみました。

宝くじ売り場の高額当せん口コミ

1年足らずの間に、わたしが対応した高額当せんは、100万円。

たった100万円でも当たればうれしいものです。

その方は、どこか福々しい顔つきの方で、思いもかけない臨時収入に「ありがとう」と喜んでくださいました。

この人でよかったと、わたしのほうもありがとうという気持ちでした。

これまで陰な空気の人と多く接してきて、宝くじを売っているこちらまでイケナイものを売っている気分になっていたので

(実際そうなのかもしれませんが)

久々にこのような方が明るい表情で素直に喜んでくれたことが、ありがたかったのです。

宝くじ売り場では、一定の金額以上はお支払いできないので、近くのみずほ銀行を案内しました。

 

ある日、わたしの勤める売り場から1億円が出たときのこと

お客様の間では、ボックスから出た高額当せんの話題で持ちきり。

当せん金は親族で山分けした、などのうわさ話をさんざん耳にしました。

高額当せんした人が受け取ったお金には、当たらなかった人の執念がこもっていて、お金のエネルギーがマイナスに働くケースは事例が証明しています。

宝くじが当たらない本当のわけ!からくりはほとんど詐欺?高額当せんで不幸になる?

合わせて読みたい

街角で見かける宝くじ販売ブース。年末ジャンボの時期には行列ができていることもありますね。実際、宝くじって当たるんでしょうか。何億という当せん金を手にした人はどのくらいいるのでしょうか。この記事は、宝くじが当た[…]

宝くじ、高額当せん者の末路。人生狂った不幸の図式!

宝くじ売り場のバイト口コミ、親会社はみずほ銀行

お上(おかみ)がメガバンク、現金の収支が合うまで帰れません。

宝くじ売り場で扱う金額の端数は100円単位でしたので、1円単位の細かいお金の取り扱いはないにしても

売り上げと現金が合わないときは、とことんまで原因を追求します。

現金が多い、あるいは少ないときは、100円玉が床に落ちていないか這いずって調べたり、

くじが棚に残っていないか探したり、あらゆる手を尽くして収支が合うまで調べます。

300円合わないときは、棚にバラのくじが1枚残っていたなんてこともありました。

過去には販売員が現金や宝くじを持ち出した内部事故もあったようですから、収支には厳しかったです。

出入りが合えばお金もくじもやましいことはないんですから。

そういう意味では、お金って正直だな、と思います。

【お金の不思議な力】お金のピンチを乗り切れた体験談、収支が合うようにできているのはなぜ?

合わせて読みたい

お金って不思議だと思ったことはありませんか。財布の中に入っていた1万円札、崩すとあっという間になくなってしまう。給料前はいつも財布の中身が寂しくなって、やりくりが大変。家電の買い替えで大きな支払いが続いたけど、かき集[…]

春浅い山の辺の道。のどかな景色が広がっている

宝くじ売り場のバイトの仕事

ここまでお読みいただいておわかりのように

宝くじ売り場のバイト、楽で暇そうに見えるかもしれませんが、内実は決して楽で楽しいとは言えません。

実際、暇なときもありますが、ほとんどが休憩もとれないほど業務量が多く

宝くじ売り場も商売ですから、当然ノルマがあります。

ジャンボの時期はノルマもゼロひとつ多くなります。

ノルマを達成しなかったからといって減給されることはありませんが、プレッシャーはありました。

その合間に本部から掲示物のポスターやチラシが定期的に届き、差し替えや張り替え

売り場の掃除、整理整頓、メンテナンス

お客様の忘れ物管理やら、報告やら

現金の集計に在庫管理。

狭いブースの中でやることは多めです。

要求や監視は厳しいくせに、最低限の人数でシフト回している売り場では有休など取りようがありません。

宝くじはチャンスセンターという名の賭博場

宝くじ売り場には1年も勤務しませんでした。

もともと、中の人を体験したらやめるつもりでしたから。

それでも、お金に対する人々の思いを垣間見れて、宝くじのもつ魔力やあぶく銭の行方も知ることができた貴重な体験でした。

あぶく銭が持つスピリチュアルな力|使ったほうがいいお金 試される人間の器

合わせて読みたい

楽して手に入れたお金をあぶく銭といいます。お金には感情があります。あぶく銭といえどもお金はお金。たまたま使う人のもとにやってきた真の意味を、使う人が理解せず散財すればたちまち泡のように消えるのがあぶく銭。この[…]

大金

宝くじブースに入るまで一度も宝くじを買ったことがなかったわたしは、今後も宝くじを買うことはありません。、

 

最後まで読んでくれはって、ほんまにおおきに〜〜ありがとうございます!