多くの会社に高確率で存在している、お局(おつぼね)。
お局は、会社が生み出した負の遺産です。
お局は会社の女子代表みたいなデカい態度をみせていますが
会社組織の中で生まれるべくして生まれ、生き長らえているある種かわいそうな種族でもあります。
この記事では、お局の特徴と生態を考察し、お局から身を守る対策、お局の末路について書いています。
今、お局にいじめられてつらい方への参考になればさいわいです。
- 1 お局様とは自分の地位を守るのに必死なかわいそうな女!
- 2 お局がかわいそうな女だと実感した体験談
- 3 お局とは?お局チェックリストでお局度チェック!
- 4 お局はこうやって後輩を手なづける【エピソード】
- 5 お局様のゆがんだ心理とは?
- 6 お局様(おつぼねさま)の意味と語源は?
- 7 古株の社員がお局化してしまう理由その1:過去の栄光
- 8 お局化してしまう理由その2:人事が機能していない
- 9 なぜお局は野放しにされているのか?
- 10 若くしてお局化する例外も!
- 11 うざいお局の末路は?なぜ会社をやめない?
- 12 お局は相手にしないのが最善の対策!
- 13 かわいそうなお局の末路VS逃げることで手に入れた未来
- 14 お局対策法とっておきの秘訣!
- 15 お局のパワハラ・モラハラ対策は計画的に!
お局様とは自分の地位を守るのに必死なかわいそうな女!
職場の古株の女性を、皮肉をこめてお局(おつぼね)と呼びます。
お局を定義すると
- 会社の古株の女性社員、勤続年数が長い
- 自分より仕事のできる後輩や、容姿で負けていると思う女性に嫌がらせをしたり嫌味を言う
- 自分の領域を侵されそうになると、陰口を言いふらしたり攻撃して地位を守ろうとする
お局がかわいそうな女だと実感した体験談
わたしは、職場でお局と呼ばれている女性について、考えさせられる出来事がありました。
そのお局は仕事に熱心で、同僚たちに対しても親切に接してくれる人でした。
しかし、ふとしたときに彼女の知られざる一面を知り、それがお局という仮面をかぶるようになった原因かもしれないと思うようになりました。
遅くまで残業していたある日のこと、お局はわたしにプライベートな話をしてきたのです。
家庭でのコミュニケーションがうまくいっていないことや仕事の苦労話を、問わず語りにわたしに話しました。
彼女は仕事ができ、上司からも頼りにされていますが、それは孤独な戦いの結果であり、心の中には満たされていない感情を抱えていたのです。
彼女は周りに対して態度がデカく、自分がいちばんというアピールをしている一方で、心の中には理解されたいという切実な願いがあることを知りました。
彼女がお局と呼ばれる背景には、孤独な過去があったことを知り、彼女がかわいそうな女性だと理解しました。
お局とは?お局チェックリストでお局度チェック!
ではここで、お局度をチェックしてみましょう。
お局の態度を思い出しながら、いくつ思い当たるかチェックしてみてください。
数が多いほど、お局度が高いといえますよ〜
お局チェックはいかがでしたか?
あなたのまわりにいるお局にはいくつチェックがついたでしょうか。
お局はこうやって後輩を手なづける【エピソード】
お局は意外なことにはじめから意地悪をしてくるわけではありません。
新しく入ってきた後輩に対して、最初はやけに親切にふるまいます。
わたしの場合、
ロッカールームを教えてくれたり、社内のメンバーに紹介してくれたり、営業に同行させてくれることだってありました。
なんて親切な先輩なんだろう!
頼りになるすてきな先輩
って思っていました。
今思えば、この親切は獲物をどう攻めればよいかを観察している時間だったのです。
でも蜜月は長くは続きませんでした。
3か月と経たないうちに
あれ??なんかわたしいじめられている??
と思うようなことが起こり始めました。
それこそがお局いじめの始まりでした。
お局様のゆがんだ心理とは?
人をいじめるのは、自分に自信がないからです。
そう思いますよね!
でも実は、お局の心の中では劣等感という熱い火がメラメラ燃え盛っています。
新しく入ってきた人は自分より若い、見た目もくやしいけど負けている。
仕事もそこそこできるみたい。
そうお局が悟った瞬間から、じわじわとお局の後輩イジメが始まります。
お局は自分にはないものを持っている人に嫉妬(しっと)し、排除しようとします。
古くは源氏物語の六条御息所(ろくじょうのみやすどころ)なんて嫉妬心から生き霊にまでなったもんなぁ〜!!
嫉妬がお局をお局化するんやなぁ。かわいそうな女と思って、スルーするのがいちばんや。
20年も30年もこの会社でがんばってきたのに、昨日今日入ったあの子に、上司もなんでちやほやするの!!(怒怒怒怒怒怒)
お局の心の中は 怒 怒 怒 怒 怒 怒 で炎がメラメラ!!!
プライドが無駄に高く、寂しがり屋。
気持ちに余裕がありません。
その上、プライベートが充実しておらず、居場所を会社に求めています。
唯一の居場所である会社での居心地をおびやかされそうになると危機感を感じます。
それで
承認欲求を満たしたくて、人をいじめるのです。
人を蹴落として自分の方が上だと周囲に認めさせたいのです。
そうそのとおり、人をおとしめることでしか存在証明できない
お局とはかわいそうな人なのです。
お局様(おつぼねさま)の意味と語源は?
お局(つぼね)の語源は、平安時代から江戸時代にかけての女性の役職名からきています。
局は、宮殿に仕える女官(にょかん)=宮廷に使える女性のお役人のことをさしました。
局は、特別に仕切りのある部屋を与えられていました。
その部屋自体を局といい、部屋の主(ぬし)である女官のこともさしました。
お局(おつぼね)ということばが一般的になったのは、NHK大河ドラマ「春日局(かすがのつぼね)」で一躍(いちやく)、局(つぼね)が注目されたからです。
春日局(かすがのつぼね)は、徳川三代将軍家光の乳母(うば)として家光を支え、やがて政治にまで影響力を持つようになる女性として描かれました。
そのころから職場に長く勤め会社の内部事情にも精通している女性を、皮肉をこめて「お」をつけてお局(おつぼね)と呼ぶようになったのです。
しかし、昔の局と現代のお局は違う点があります。
平安〜江戸時代のお局は役職についていましたが、現代のお局は役職についていないという点です。
現代のお局は役職についていないから、自分を守ることに必死になる。
人事不在の職場環境のもたらしたかわいそうな人といえるでしょう。
古株の社員がお局化してしまう理由その1:過去の栄光
ひとつの会社に長く勤務していると、自分がいないと会社が回らないという幻想を抱いてしまいます。
過去にほめられたり、社内での評価が上がったりして、実績を積み上げてきた自負がお局にはあります。
過去の栄光や成功体験が、お局の生きる原動力になっています。
お局とは、過去の時間の中で生きている人です。
枯れかかった今を認めたくなくてプライドで踏ん張っています。
お局化してしまう理由その2:人事が機能していない
評価制度が公平ではないという問題もあります。
評価制度が透明ではなく上層部の独断で決められてしまうことは、中小企業ではありがちです。
平安時代の局は役職についていましたが、現代のお局は役職についていないことが多く、権限も与えられていません。
人事の機能不全と過去の栄光体験が、お局が会社にはびこる理由です。
長く勤めているのにきちんとした評価がされていない人事への不満もあるのでは。
というか、お局が生まれてしまう背景には、組織の人事が機能していないことも要因となっていそうです。
お局をきちんと役職につかせ、後輩を育成する立場の役付けとして扱えば
仕事を抱え込んで人に振らなかったり、後輩いじめをしたりとかの低俗な意地悪は減るのではないでしょうか。
なぜお局は野放しにされているのか?
お局はその会社に長くいるという理由で、内部事情や取引先の情報にも詳しく、上層部から頼りにされています。
お局に辞められたら会社としても困ります。
上司に相談したとしても、上司はまず会社を守ることを優先するので、結果的にお局は野放しにされています。
女性の世界に介入すると面倒なことを上司もわかっていて、見て見ぬふりをしているのです。
上司に相談したとしても、女性同士の問題だからと、とりあってもらえないこともあります。
お局は会社にとって負の遺産なのに、会社側も強く言えないのです。
人事が機能していないので、誰もお局に注意できない、なんてことになっているのです。
経験談です。
その女性は、最初やたらと親切で面倒見のよい人でした。
そのときはまだお局がお局であると気づいていませんでしたが、3か月と経たないうちにじわじわと嫌味・皮肉が始まり、気づいたときは標的にされていました。
つらくて上司に相談したところ、「女優だと思ってやり過ごしてください」。
お局に注意することでお局が機嫌をそこね、面倒なことになるのを避けたいとしか考えられません。
旧態依然の会社運営では、誰もしあわせになれません。
お局だけは、地位を確保できてしあわせを享受しているでしょうが、他の社員には迷惑しかありません。
お局が会社に存在することによるメリットは、一部の上層部をのぞいてありません。
若くしてお局化する例外も!
うざいお局の末路は?なぜ会社をやめない?
そんな会社側の事情を知ってか知らずか
お局は会社が自分を辞めさせたりしないことをよく知っています。
お局は意地でも会社にしがみつきます。
だってお局にとって会社は天下みたいなものなのですから。
お局は自分の小国を会社内に築き、居座り続けます。
幹部もお局を頼りにしています。
お局さんが築いたお局小国には、幹部とお局に気に入られた一部の社員が残り、有能な社員は逃げ出したり転職したりしていきます。
勘の良い人はおわかりのように、お局の末路は、いじめられた人たちが見限って去っていき、気がついたらひとりぼっちです。
お局の末路は孤独です。
経営者はお局を大事に囲っていますが、それとて社内事情に精通している人を置いておくのが都合が良いため。
決してお局という人材が貴重で置いているわけではありません。
お局は相手にしないのが最善の対策!
お局はスキあらば、狙った獲物をおとしめることしか考えていません。
関わり・接触を最低限にして、体力・気力を消耗しないようにすることが大切です。
究極のお局対策は「逃げる」ことですが、「逃げる」は最後の切り札にとっておき、日々の対策は、スルー力(りょく)でやり過ごしましょう!
混ざるな危険!!!
お局は圧を発しているためただそこにいるだけで存在が嫌でも目に入ってきますが、見えないふりをしてスルーするくせをつけます。
最低限の業務連絡で話をしなければならない場面はありますが、お局が参加している雑談などには参加しないようにしましょう。
仕事ができる努力も怠ってはなりません。
上司に相談するにしても、仕事ができないと相手にされない可能性もありますから。
そして、究極のお局対策は逃げることです。
スルーしても努力しても相談しても、つらい、そんな状況では精神的にまいってしまいます。
あなたは悪くありません。
堂々と逃げましょう!
負けるが勝ちということばもあります。
逃げるのは負けではありません。
かわいそうなお局の末路VS逃げることで手に入れた未来
お局は、定年になるまで働き続けます。
会社はお局にとって生きがいであり、人生なのですから。
このように会社に居座り続けるお局と戦っても、自分が損をするのは火を見るよりも明らかです。
壊れる前にまだ余力が残っているうちに正々堂々と逃げてください。
日々お局の圧力にさらされ精神的に傷ついてしまうと、自分に価値がないと錯覚しそうになります。
お局のいじめから身を守ることが目的化しかねません。
そうなる前に、まだ正常な判断力が残っているうちにその場所を去ることを考えてください。
お局と関わった経験はこの先必ずや、あなたを助けてくれます。
つらい経験はできれば誰しもしたくないもの。
しかし、受け止め方次第で、経験は財産となり得ます。
つらい経験も、前向きにとらえ直すと、未来の幸せにつながります。
災いも3年経てば役に立ちます。
つらい経験でしたが、未来に生かすことで無駄にはなりません。
暗いトンネルから抜け出たとき、ひとまわりも2回りも成長し、折れないしなやかな心を備えた大人の女性へと進化していることでしょう。
つらいときは、その場所から離れること。
その先に道が開けます。
お局にいじめられた経験は、わたしを人間的に成長させてくれました。
人を観察する目も養えました。
つらかったけど、今となっては経験は無駄ではなかったと言い切れます。
お局といっさい関わりがなくなった今、わたしは好きな仕事を好きな時間に、気遣いのできる仲間と楽しんでできる環境を手に入れました。
お局が大きな顔をして仕切っている会社は、問題だらけ。
会社の体質がお局を作り出しているのだと、よーくわかりました。
もし、あなたにやりたいことがあってかなえたい夢があり、未来を自分で切りひらきたい思いがあるなら、うざいお局との関わりを断つために転職するのはありです。
未来への道が開けます。
環境を変えると、可能性が広がります。
どうしてもしがみつかなければならない理由がない限り、うざいお局のいる会社を去ることを考えてみるのをおすすめします。
お局対策法とっておきの秘訣!
お局対策は笑顔でかわす
これがいちばんです。
笑う門には福来る
ことわざのとおり、笑顔でいるメリットは計り知れません。
お局がイジワルなことを言ってきても、そしらぬフリして笑顔でさらっとかわす。
何か言いましたか?知りませんけど。
自分のテリトリーに入り込ませない矜持(きょうじ)を持って、余裕のある笑顔で。
笑顔は最強の魔除けです。
余裕のある人はキレイです、美しいです。
大人のいじわるもさらっと笑顔でかわすと、一枚上手になれますよ。
お局のパワハラ・モラハラ対策は計画的に!
今、お局にいじめられてつらい思いをしているあなた
逃げるか、古狸(ふるだぬき)だと思って相手にしないかは、あなたが決めることです。
お局は組織が生み出したかわいそうな種族です。
話が通じないことは確かです。
まっこうから反論しても自分がバカをみるだけですので、反撃は計画的にやりましょう。
お局のパワハラ・モラハラに反撃するための方法については、こちらに詳しくまとめています↓
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