【最澄の名言 一隅を照らす】 意味を知ってビジネスや生き方に応用する!

「一隅を照らす」ということばをご存じでしょうか。

「いちぐうをてらす」と読みます。

天台宗を開いた最澄(さいちょう)が残した名言です。

この記事では、一隅を照らす(いちぐうをてらす)の意味と、日常生活での活かし方についてお伝えします。

一隅を照らすの意味は?

一隅を照らす(いちぐうをてらす)とは、社会に生きるわたしたち一人ひとりが自分の役割を認識して、できることを一生懸命やっていこうという意味です。

置かれた場所で生きるといいますか

たとえその場所がきらびやかな場所でなくとも

社会の片隅であっても

その場所が光るような生き方をするということです。

 

その場所に光がともれば、まわりも明るくなります。

一人の生き方や心がけは、まわりにも伝わります

 

一人ひとりの力がやがて、世の中を明るく照らすことになるのです。

 

もともとは仏教で世の中を良い方向に導こうとした最澄の願いが込められたことばですが、宗教の枠(わく)を越えて普遍的(ふへんてき)=すべてのものに共通している考え方だと、わたしは思っています。

一隅を照らすは天台宗を開いた最澄の名言

天台宗を開いた最澄(さいちょう)は、密教のひとつ「天台宗(でんだいしゅう)」を開いた僧侶です。

空海とセットで語られることも多く、教科書にも出てくるのでご存じの方も多いと思います。

そやけど、空海(くうかい)ほど有名ではないので、一体何した人?と疑問もあるかと思います。

 

最澄は宗教の力で世の中を安らかにしたいと願っていました。

京の都の鬼門(きもん)である北東に比叡山延暦寺(ひえいざんえんりゃくじ)を創建して、都(みやこ)の平安を祈りました。

比叡山延暦寺は天台宗のお寺で、天台宗は真言宗(しんごんしゅう)と並ぶ密教(密教)の教えがしかれています。

密教とはざっくりいうと、仏教のウラの教えであり、本当は教えたくない業界の裏話のようなものです。

そやし、生きているまま仏になれるというミラクルな教えがまことしやかに伝えられているのです。

 

珠緒
密教って秘密の教えやねんて。スゴイ秘技とかいろいろあるんやって。

 

そんな天台宗の開祖である最澄は今も延暦寺の奥の院の、不滅の炎(ふめつのほのお)の奥で生きていると信じられています。

修行僧たちは毎朝、今も生き続ける最澄のお食事を用意してお供えしています。

密教についてはこちらにくわしくまとめています

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千手観音

一隅を照らすをビジネスに応用、どう生かすか?

一隅を照らす(いちぐうをてらす)このことばを座右の銘にしている経営者も多いと聞きます。

どれだけ大きなビジョンを描いても、前に進むには足元の仕事をきちんとこなしてその先に未来が開けることを、経営者は知っています。

 

一人ひとりの力は社会をよい方向に変えていく大きな力になります。

たとえば中小企業であれば、大企業には真似のできないきめ細やかなサービスを提供できます。

 

大きな視点でものを見ることも大切ですが、今目の前にある課題を解決することで、世の中が変わっていくかもしれません

何をするか、何ができるか、

問われているのは、目立たなくても心を込めてできることをやる、そんな真摯(しんし)な姿勢ではないでしょうか。

一隅を照らす生き方とは?

では、一隅を照らす(いちぐうをてらす)生き方をするには、どうすればよいのでしょうか。

 

人と比べない 幸せは人と比べて手に入れるものではありません

今の自分にできることを一生懸命やる 

損得勘定ばかりで考えない 世の中は持ちつ持たれつ

 

社会の構成員は一人ひとり、その力が集まって大きな光となります。

今できることに一生懸命取り組んでいると、仕事や人やお金はあとからついてくるのではないでしょうか。

 

はじめから「お金、お金」と言っている人のところにお金は寄ってきません。

日々の努力をすることなしに、不幸だとなげいている人のところにしあわせはやってきません。

 

理想論も大切ですが、まず行動!

その場所で、自分の居場所でできることに取り組んでみましょう。

積み重ねの先には、半径5メートルから一駅くらいまで同心円が広がるのかもしれません。

一隅を照らす(いちぐうをてらす)の悪い例、良い例

悪い例

あと、一隅を照らす(いちぐうをてらす)で連想するのは「選挙」

あるあるなんですが、どうせ誰がなっても同じだから、と自ら選挙権を投げ出す人に限って、文句を言うんです。

文句を言うくらいなら、選挙に参加しようよ!!

一隅を照らしていなくて、文句を言う権利はありませんよ。

文句を言うなら、自分の義務・責任はきちんと果たしてからにしてください。

良い例

テレビドラマや演劇でキラリと光る脇役の俳優さんって必ずいますよね。

チョイ役でも存在感があるのはどうしてなんでしょう。

それは、自分の持ち場を一生懸命に演じているからです。

出番はほんの少しなのに、その味わいが全体によい影響を及ぼして作品全体の評価が高くなる。

要は主役か脇役かではなく、持ち場をどれだけ真剣にこなせるかが、大事なのです。

 

最後まで読んでくれはって、ほんまにおおきに〜〜ありがとうございます!