50代になると、不思議なことに子どもの頃の思い出がふと浮かんでくる瞬間があります。
今回はやいと(お灸)のお話です。
ちなみに「やいと」とは「お灸(きゅう)」のことで、「やいとをすえる」は関西弁なんだそう。
関西弁と意識せんと、ふつうに使ってたわ〜
この記事ではやいとにまつわる思い出と、やいと(お灸)の効果について書いています。
やいとをすえるは関西弁!
やいとをすえるとは関西弁で、「お灸をする」ことです。
関西弁と知らずにふつうに使っていましたが、お灸のことです。
わたしくらいの関西人なら子どもの頃、1回や2回は、悪いことしたら「やいとすえたろか」っていわれた経験があるんでは?
やいとをすえたろか!しつけの一環、祖母の思い出
子どもの頃、おばあちゃんの家に遊びに行って、いとこたちが大集合すると、うるさく騒いでよく祖母におこられた。
そんなとき決まって、おばあちゃんは、「悪い子にはやいとすえるで〜」とおどした。
やいとはちくっと熱くて、あの感覚が子どもへの罰として最適だったのであろう。
祖母はやいとすえたら良い子になる、などと言いながら、わんぱくのいとこ(男)にやいとをすえていた。
本来やいとは、民間療法で、体調不良などに効くらしい。
そんな効きめなど、どうでもよかった。
やいとは熱くてちくっとして、子どもにとってはおしおきだった。
わたしは、一緒に暮らしていた祖母に一度だけやいとをすえられた記憶がある。
体が丈夫になるさかいやいとすえたげる、といわれて。
わたしは小さい頃、あまり体が丈夫ではなく、よく風邪をこじらせていた。
やいとの痛みはちくっと肌に突き刺さる痛みとなって、わたしの記憶に残っている。
お灸(やいと)の効果はどうだったのか?
幼かったので、わたしはやいと(お灸)の効果はよくわかっていませんでしたが、
その頃、大人たちはやいとを日常的にすえていました。
子どもだったわたしは、あんな熱いものをよく喜んでするなぁ〜と思ったものでしたが
大人たちは、黙って耐えるように、それでいてまんざらでもなさそうに
やいとをすえていたのでした。
痛いながらも、心地よい刺激だったのでしょうか。
やいと(お灸)は、血行をよくし、免疫力や代謝を高めてくれる効果があるようです。
大人になった今、改めてお灸に興味が出てきました。
お灸はツボにすえると効果がある!
ちくっとした痛みと熱さで、子ども心にはおそろしかったやいとですが
熱くないやいと(お灸)も出ています。
お灸は東洋医学の考えに基づいた民間療法です。
仕事柄、肩こり、首のコリに悩まされているので、お灸をすえてみました!
子どもの頃はよくテレビのコマーシャルでやっていたせんねん灸です。
関西に住んでいる人なら、記憶にある人もいるでしょう。
せんねんお灸は、バリエーションも豊富にあるのですが
初心者におすすめなのがこちらの「竹生島」です。
熱さがマイルドで手軽にできます。
- シールをはがす
- ライターなどで火をつける
- ツボに貼る
- ピリピリしてきたらはずす
初心者向けの竹生島は、熱さがマイルドでおすすめです。
火の取り扱いには十分注意してください。
終わったお灸は、水を貼った容器などに入れて火が消えたのを確認してから捨てましょう・¥。
ちなみに商品名にもなっている「竹生島」は滋賀にある無人島、パワースポットです。
せんねん灸の本社が滋賀にあるので、ご当地名がついているのです。
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