日本海味噌のcm『雪ちゃんの唄』は半世紀にわたり親しまれてきた知る人ぞ知るcmの名曲です。
知る人ぞ、と条件つきなのは、このcmが限定エリアでしか放映されていないからです。
日本海味噌の地元、富山を中心とした北陸、関西、東京圏で流れています。
この記事では、日本海味噌のコマーシャルソング『雪ちゃんの唄』と、日本海味噌の商品についてもお伝えします。
日本海味噌のCMは昭和40年代から半世紀も続く放映
日本海味噌のcmは昭和40年代前半に制作されたコマーシャルソングです。
関西でも流れていて、わたしも子どもの頃から聞いて育ちました。
関西ではABC朝日放送と、ABCラジオでも流れていました。
富山の大自然、立山連峰や剱岳といった雄大な景色と、あったかいお味噌汁でつながると母娘の絆。
子ども心にも印象に残るcmでした。
時は流れ50年。
今でもアナログフィルムをハイビジョン版に処理して流れています。
あたたかさがにじみ出る映像は、昭和という時代の空気を含んだこの時代にしか出せない味です。
日本海味噌のCMに出ていた女の子の名は雪ちゃん、もう一人の雪ちゃんとは?
コマーシャルには白いエプロンをつけたザ・昭和のお母さんと、おかっぱの女の子が出演していました。
女の子の名前は、雪ちゃん。
ヒーフーとおいしそうにお味噌汁を飲む光景が、日本の朝を印象付けました。
この女の子は、「実写版雪ちゃん」です。
元になった雪ちゃんは、日本海味噌のパッケージにも描かれている雪ん子の女の子です。
藁(わら)の頭巾(ずきん)をかぶり、藁の長靴をはいた昔話の絵本に出てくるような子どもです。
昭和40年代にはすでにこのような格好は失われつつあったとは思われるのですが
大正13年創業の老舗味噌メーカーは、昔ながらの雪深い地の日常をキャラクターに据えました。
コマーシャルソングの名曲、キダタロー氏作曲の『雪ちゃんの唄』
日本海味噌のcmソングは、関西が生んだ偉大な作曲家、人呼んで浪速のモーツアルト・キダタローさんが作曲しました。
テレビから流れるコマーシャルソングでひとつの時代を築いたといっても過言ではないキダタロー氏。一度聞いたら耳に残る親しみやすいメロディー。キダタローさんの名前を知らない人でも出前一丁のコマーシャルソングは「ああ、知ってる〜」と[…]
キダタローさんの作曲したcmソングは数あれど、わたしは日本海味噌の『雪ちゃんの唄』は名曲中の名曲だと思います。
母娘のあたたかな絆、
日本の朝の食卓、
大自然に抱かれた山里の風景が、
短い曲の中にコンパクトに収められ、
しかもストーリーとして流れるようにまとまっているからです。
作詞によるところも大きいと思います。
富山の四季の移ろいを美しい日本語でつむぎ出し、「春夏秋冬」4番めまで作るというcm曲としては力の入れようがすばらしい。
日本人の心のふるさとを想起させる昭和のかおりのする曲、いつまでも放映してほいと思います。
日本海味噌のcmはカラオケでも配信中!
意外や意外、日本海味噌の『雪ちゃんの唄』はカラオケでも配信されています。
コマーシャルソングの力作ですし、ビジネスの横展開とはええところに目をつけてはります〜
CMソングをカラオケで配信とは、よくあるケースなのかわかりませんが、ウケ狙いで選曲するのも楽しいかもしれません。
わたしも次、歌ってみようかな〜♪
日本海味噌は白いこうじが浮いた美味しいみそ、つぶとこしタイプがある
ところで、商品としての日本海味噌は、主につぶとこしが主力となります。
つぶは、白いこうじが粒のまま入った浮みそタイプです。昔から人気があります。
こうじの配合が多いため、白味噌のようなマイルドな甘みがあり、こうじの甘みが凝縮しています。
つぶが残っているのが苦手という人にはこしタイプもありますよ。
ちなみにつぶとこしの見分け方は、「雪ちゃん」の着物の色に注目。
紺色がつぶ、緑色がこし、パッとみてわかりやすいので間違うことがありません。
さすが日本海味噌さん、お客様のことをよう考えてくれてますなぁ〜
わたしは昔から「つぶ」が好きです。
日本海味噌のパッケージは昭和感が満載!好きやわ、こんなん!
日本海味噌は商品もロングセラーですが、パッケージも同じ昔のままの良さを残して今も健在です。
ほのぼの感漂う雪国の雪ちゃんは、昔話に出てくるような防寒具をかぶってわらの長靴姿。
新聞広告(2020年現在)も超シンプル!
キャラクターだけでお味噌汁を想像できるくらい浸透しているから、ある意味すごい!
パッケージは裏にも昭和のツボがありました。
擦って(すって)が「スッて」とカタカナ表記!
それってどうなん〜!ってツッコミたくなりますが、おそらく漢字が読めない人向けに親切心からやと思われます。
妙にウケます!笑えます!
日本海味噌はどこで売っている?
地域によりますが、イオン系列のマックスバリューのほか、地域のスーパーやホームセンターでも取り扱っています。
お近くのスーパーやホームセンターで日本海味噌を見かけたら、一度お試しくださいね。
CM曲で一つの時代を築いたキダタローさんは浪速のモーツァルト!おもろい素顔とは?
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最後まで読んでくれはって、ほんまにおおきに〜〜ありがとうございます!