街角で見かける宝くじ販売ブース。
年末ジャンボの時期には行列ができていることもありますね。
実際、宝くじって当たるんでしょうか。
何億という当せん金を手にした人はどのくらいいるのでしょうか。
この記事は、宝くじが当たらない理由と高額当せんで不幸になる興味深い理由について書いています。
宝くじが当たらないワケ、買わなければ当たらないが買っても当たらない!
宝くじを買う人はよく「宝くじは買わなければ当たらない」といいますね。
まぁ、確かにそうなんですけどね。
「買わなければ当たらない」
人は宝くじを買う理由を正当化するために、このことばを自分に向けて言います。
もちろん買ってはじめて億万長者レースに参加できるわけですが、残念ながら宝くじは「買ってもほぼ当たりません」
正確には、買っても当たる確率は限りなくゼロに近いのです。
その理由を次で説明しますね。
宝くじが当たらない理由と驚愕のからくり!
宝くじが当たらない理由とからくりは、当選確率と還元率です。
ひとつずつ見ていきましょう。
宝くじの当選確率
宝くじの当選確率の一例ですが、
年末ジャンボなどの当せん確率は、1等で2,000万分の1以下となります。
では、2,000万分の1以下という数字がどのくらいの確率なのか?
一生の間に雷(かみなり)に打たれる回数と同じほどの、限りなくゼロに近い数字です!
パーセントにすると、0.000005%。
小数点以下にどんだけゼロがつくって!!
どうですか?夢が砕け散りますね〜!!
※この情報は総務省のWEBで見ることができます
宝くじの還元率
では還元率とは?
集まったお金から、当せん金として支払うお金の割合です。
宝くじは、還元率が45.7%です。
つまり、集まったお金の半分しか戻ってこない計算になります。
例えば、宝くじを販売した売り上げ金が1,000億円集まったとすると、当せん金として合計457億円が支払われます。
1,000億円 × 45.7%(還元率) = 457億円
残りの543億円は、都道府県の公共事業や、町中でも目にする宝くじのキャラクターをあしらった福祉カーなどに使われます。
(あと、官僚の天下り先の宝くじ組織にお金が流れているといううわさもあります)
還元率が約半分ということは、単純に考えて
発売中のジャンボ宝くじを全部買い占めたとして、仮に購入費を1,000億円とすると、
購入費に対して支払われる当せん金は457億円
つまり全部買い占めて当せん金を全部受け取ったとしても、確実に損をする計算です 汗 汗
宝くじは損をするとわかっているのに買っていることになりますね〜
一人の人が買い占めてさえ、戻ってくるのは約半分なのですから、不特定多数の人が買う場合は、さらに当たりにくいことがわかります。
それでもあなたは宝くじを買いますか?
それでも人は、0.000005%の確率に望みをかけて、夢を見たい。
運だめしと割り切って年末ジャンボだけを買うのはあり?
全部買い占めても損をするけど、10枚の中の1枚に当たりが入っていれば!
一縷(いちる)の望みをいだいて万が一、いえ2,000万分の1 当たるかもしれないと期待して買うのです。
そんなに簡単に大金を手にできる夢はないと知りつつも。
人間とは摩訶不思議なもので、一生の間に雷に打たれることはないと思いながらも、なぜか宝くじは当たりそうな予感がするという根拠のない予感を持ってしまうらしいのです!
「宝くじは夢を買う」
「買わなければ当たらない」
個人の自由ですので、異論はしませんが、夢は買うものではなく叶えるものだとわたしは思います。
年末の風物詩としても根付いた感のある、「年末ジャンボ」。
運だめしと割り切って年末だけはジャンボを買う、というのはこれも個人の自由なので買いたい人は買ったらいいのでは、わたしは買いませんが。
宝くじが当たらないからくり、まとめて買っても当たる確率は限りなくゼロに近い!
ただ、昨今は宝くじ業界も販売の伸び悩み策として、「福レン」「福バラ」なる売り方も出ており
まとめて買うことで「福」に当たるかもしれないと触れ込んできます。
しかし、たかが100枚や200枚まとめて買ったところで、そう簡単に確率が上がるわけではありません。
ジャンボは10枚入りで3,000円ですが、「福レン」「福バラ」は10枚入り(1袋)を10袋まとめて販売する手法です。
3,000円(1袋・10枚入り) × 10袋 = 30,000円(10袋・100枚)
100枚買ったところで、当選確率は、0.000005%。
限りなくゼロに近い数字は変わりません。
それより3万円もあったら、家族でおいしい食事に出かける方がよっぽど生きたお金の使い方だと、個人的に思います。
お金の使い方は人それぞれやし、個人の自由ですけど
1万円札何枚もはたいてよ〜宝くじにお金出せるな〜って、思います!
わたしやったら、年末年始家族でおいしいもんでも食べるお金に回したいですわ〜
宝くじはギャンブルである!
当たらないくじをお金を出して買うのはなぜか?
夢が見たいからに他なりません!
宝くじはギャンブルです。
これあまり意識されていないと思いますが、宝くじはギャンブルです、賭け事です。
射幸心(しゃこうしん)=偶然の利益や思いがけない幸福 をあおっている時点でギャンブルです。
最近の人気若手俳優を使ったわざとらしいテレビコマーシャルも、嫌悪感を感じますね!
政治・省庁の資金集めの匂いがくんくんします(嫌)
宝くじをギャンブルみたいな買い方をする人は、「夢」や「チャンス」ではなくとにかく当たりたい、お金が欲しいというあさましい人間の性(さが)がむき出しになるのではないでしょうか。
当たらないからといって宝くじをムキになって買うのは運気的にもよくないと思いますね。
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お金は生きもの、意思がある!
お金にはエネルギーが宿っています。
お金の出し方を見れば、お金に縁がある人かかどうかがわかります。
いつも小銭をチャラチャラとジーンズのポケットに入れている人。
お金をお財布に入れずに、お札もポケットにいれている人。
くしゃくしゃの千円札をポケットから取り出す人。
お金は乱暴に扱われると、二度とその人の元には戻ってきません。
丁寧に扱ってもらえる人、気にかけてもらえる人のところに行きたいという意思を持っています。
宝くじ高額当せんで不幸になった人の末路
それでも、0.000005%の確率で、幸運にして(いや不幸にして)買った人の誰かに当たるのが、宝くじです。
宝くじに高額当せんして、不幸になった話は巷(ちまた)に転がっています。
その一部始終が書かれている本をご紹介します。
著者は元探偵、緻密な取材で足で稼いだ限りなく実話に近いエピソードが収められています。
第7話 転落の図式
いかに高額賞金を引き当てたとはいえ、度を過ぎたぜいたくを続ければ、金は必ず目減りし、いずれは消えていく運命にある。そのくらいのことは、K氏とて充分理解していたし、元の堅実な生活に戻ることが、さして苦痛だとは思っていなかったのだ。
帰国してしばらくは、何ごとも起こらなかった。
だが、一ヶ月も過ぎないうちに・・・・・。彼らの生活は一変したのだ・・・・。※出典 『「宝くじ」高額当せん者』 岡崎昂裕 宝島社 2002
身の丈に合わないお金を手にして身を持ち崩した事例は、人の数だけあります。
世にも恐ろしいあぶく銭のエピソードが10話収められています。
あぶく銭はあぶくのごとく消える。
お金とは自分の意思でコントロールしないと、人生を破滅(はめつ)に向かわせる恐ろしい魔物にもなり得ます。
あぶく銭 使い方で試される人としての器|あぶく銭が持つスピリチュアルな力とは?
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佐藤正午の小説『身の上話』は、人に頼まれて買った宝くじが2億円の当せんくじだったことから、一人の女性が運命を狂わせる事件に巻き込まれていく話です。
『書店員ミチルの身の上話』のタイトルで、戸田恵梨香主演でNHKでドラマ化もされました。
もしかしたら現実にあるかもしれないと思わせてくれるリアリティに、背筋がぞっとします。
なぜ宝くじで大金を手にすると破産するのか?
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夢はお金で買うものではなく、自分の力で叶えるものです。
お金は自分の力で稼ぎ、身の丈にあった持ち分があれば十分です。
それでも、宝くじを買いたい人は、もし当たっても身を持ち崩すことのないように、お金とのつきあい方や心がまえを身につけておくとよいでしょう。
1等が当たる確率は限りなくゼロに近くても、ゼロではありません。
時の運で当たってしまうこともあるかもしれませんので。
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最後まで読んでくれはって、ほんまにおおきに〜〜ありがとうございます!