宝くじは当たらない!その理由とは? 当たっても不幸になるって本当?

みなさんは宝くじ買われたことはありますか。

わたしは一度も買ったことがありません。

ところがひょんなことから販売員として販売ボックスに入り、宝くじを販売した経験があるのです。

この記事は、わたしが半年間、宝くじ売り場から見つめたお客様や、宝くじについての話題をお届けします。

1億円は出ませんせしたが、100万円は何度か出ましたよ〜

買わなければ当たらないというけれど・・・

宝くじの販売をやってみようと思った動機は、一人だけの空間で仕事ができるのがいいなという軽いノリでした。

宝くじ売り場になんだか怪しそうな「気」を感じていたので、業界の裏側をのぞき見したいという下心もありました。

 

購入してくださるお客様からよく聞くことばが「宝くじは買わなければ当たらない」です。

まぁ、確かにそうなんですけどね。

「買わなければ当たらない」

お客様は宝くじを買う理由を正当化するために、このことばを自分に向けて言います。

でも、宝くじは「買ってもほぼ当たりません」

正確には、買っても当たる確率は限りなくゼロに近いことが、業界に入ってみてわかりました。

当せん確率と還元率を知ったら、夢は砕け散る!

なぜなら、年末ジャンボなどの当せん確率は、1等で2,000万分の1以下だからです。

では、2,000万分の1以下という数字がどのくらいの確率なのか?

一生の間に雷(かみなり)に打たれる回数と同じほどの、限りなくゼロに近い数字です!

パーセントにすると、0.000005%

どうですか?

夢が砕け散りますね〜!!

 

では還元率とは?

集まったお金から、当せん金として支払うお金の割合です。

宝くじは、還元率が45.7%です。

つまり、集まったお金の半分しか戻ってこない計算になります。

例えば、宝くじを販売した売り上げ金が1,000億円集まったとすると、当せん金として合計457億円が支払われます。

1,000億円 × 45.7%(還元率) = 457億円

残りの543億円は、都道府県の公共事業や、町中でも目にする宝くじのキャラクターをあしらった福祉カーなどに使われます。

還元率が約半分ということは、単純に考えて

発売中のジャンボ宝くじを全部買い占めたとして、仮に購入費を1,000億円とすると、

購入費に対して支払われる当せん金は457億円

全部買い占めて当せん金を全部受け取ったとしても、確実に損をする計算です 汗 汗

宝くじは損をするとわかっているのに買っていることになりますね〜

一人の人が買い占めてさえ、戻ってくるのは約半分なのですから、不特定多数の人が買う場合は、さらに当たりにくいことがわかります。

運だめしと割り切って年末ジャンボだけを買うのはあり?

それでも人は、0.000005%の確率に望みをかけて、夢を見たい。

全部買い占めても損をするけど10枚の中の1枚に当たりが入っていれば!

一縷(いちる)の望みをいだいて万が一、いえ2,000万分の1 当たるかもしれないと期待して買うのです。

そんなに簡単に大金を手にできる夢はないと知りつつも。

宝くじ売り場
宝くじファンの聖地(メッカ)となっている西銀座デパートの宝くじ売り場、ジャンボの期間は行列ができる!

「宝くじは夢を買う」

「買わなければ当たらない」

個人の自由ですので、異論はしませんが、夢は買うものではなく叶えるものだとわたしは思います。

年末の風物詩としても根付いた感のある、「年末ジャンボ」。

運だめしと割り切って年末だけはジャンボを買う、というのはこれも個人の自由なのでありだとは思いますが。

まとめて買っても当たる確率は限りなくゼロに近い、これ現実!

ただ、昨今は宝くじ業界も販売の伸び悩み策として、「福レン」「福バラ」なる売り方も出ており

まとめて買うことで「福」に当たるかもしれないと触れ込んできます。

しかし、まとめて買ってもほぼ当たりません!

ジャンボは10枚入りで3,000円ですが、「福レン」「福バラ」は10枚入り(1袋)を10袋まとめて販売する手法です。

3,000円(1袋・10枚入り) × 10袋 = 30,000円(10袋・100枚)

100枚買ったところで、当選確率は、0.000005%。

限りなくゼロに近い数字は変わりません。

それより3万円もあったら、家族でおいしい食事に出かける方がよっぽど生きたお金の使い方だと、個人的に思います。

珠緒

お金の使い方は人それぞれやし、個人の自由ですけど

1万円札何枚もはたいてよ〜宝くじにお金出せるな〜って、思います!

わたしやったら、年末年始家族でおいしいもんでも食べるお金に回したいですわ〜

高額当せんはみずほ銀行を案内するが・・・

5万円以上の当せん金は、宝くじ売り場では支払いできません。

みずほ銀行を案内します。

わたしが宝くじ売り場に座っていた半年間で、高額当せんでみずほ銀行を案内したことはもちろんあります。

でも、人生が一変してしまうような億単位の当せんは一度もありませんでした。

100万円、50万円、といったちょっとしたごほうびのような金額が多かったです。

当せんしていることを告げると、驚き喜びながらも、どうせ当たるのならあと一桁多かったらよかったのに、という本音も漏れ聞かれました。

宝くじはギャンブルである!

当たらないくじをお金を出して買うのはなぜか?

わたしは競馬やパチンコなどもしませんので、ギャンブルがどんなものは知りませんが、ギャンブルをする人の特徴はだいたいわかります。

阪急電車の沿線にある競輪場、休日の午後ともなれば競輪場のある駅から乗ってくる男性の群衆。

ギラギラした眼をして、興奮し、殺気立った異様な雰囲気を発しています。

宝くじを常習的に買う人に、あの競輪場通いの人と同じ匂いを感じました。

人によっては、宝くじは一種のギャンブルです。

射幸心(しゃこうしん)=偶然の利益や思いがけない幸福 をあおって、人に夢を与えるようにできているのが「宝くじ」です。

もちろん売り場にくるお客様はこのような人ばかりではありませんが、

宝くじをギャンブルみたいな買い方をする人に、「夢」や「チャンス」ではなくとにかくお金が欲しいというあさましい人間の性(さが)を感じました。

当たらないからといって宝くじをムキになって買うのは運気的にもよくありません。

お金は生きもの、意思がある!

お金にはエネルギーが宿っています。

お金の出し方を見れば、お金に縁がある人かかどうかがわかります。

10円玉を10枚 50円玉を4枚 合計300円でロト6(数字選択式のくじ)を買う人。

ポケットに突っ込んで折れ曲がった千円札を出す人。

投げるようにぶっきらぼうにお札を出す人。

残念ですが、宝くじを買う人の中にはこんなお金の扱い方をする人が少なからずいました。

お金がかわいそうと思いながら、お金を数えました。

お金は乱暴に扱われると、二度とその人の元には戻ってきません。

丁寧に扱ってもらえる人、気にかけてもらえる人のところに行きたいと意思を持っています。

このようなお金と向き合うと、自分のエネルギーまで奪われてしまいます。

宝くじ高額当せんで不幸になった人の末路

都市伝説の域を出ませんが、宝くじで高額当せんして、不幸になった話は転がっています。

当せん金の振り込み
通帳に当せん金が振り込まれた!ここからが不幸の始まりとならないよう、意思を持ってお金とつきあうことが大事。

その一部始終が書かれている本をご紹介します。

著者は元探偵、緻密な取材で足で稼いだ限りなく実話に近いエピソードが収められています。

第7話 転落の図式

いかに高額賞金を引き当てたとはいえ、度を過ぎたぜいたくを続ければ、金は必ず目減りし、いずれは消えていく運命にある。そのくらいのことは、K氏とて充分理解していたし、元の堅実な生活に戻ることが、さして苦痛だとは思っていなかったのだ。
帰国してしばらくは、何ごとも起こらなかった。
だが、一ヶ月も過ぎないうちに・・・・・。彼らの生活は一変したのだ・・・・。

※出典 『「宝くじ」高額当せん者』 岡崎昂裕 宝島社 2002

身の丈に合わないお金を手にして身を持ち崩した事例は、人の数だけあります。

世にも恐ろしいあぶく銭のエピソードが10話収められています。

あぶく銭はあぶくのごとく消える。

お金とは自分の意思でコントロールしないと、人生を破滅(はめつ)に向かわせる恐ろしい魔物にもなり得ます。

大金
お金はエネルギーをもった生きもの、突然の幸福には気を確かに持って冷静な判断を!

佐藤正午の小説『身の上話』は、人に頼まれて買った宝くじが2億円の当せんくじだったことから、一人の女性が運命を狂わせる事件に巻き込まれていく話です。

 

夢はお金で買うものではなく、努力で叶えるようにしたいものです。

お金は自分の力で稼ぎ、身の丈にあった持ち分があれば十分です。

それでも、宝くじを買いたい人は、もし当たっても身を持ち崩すことのないように、お金とのつきあい方や心がまえを身につけておくとよいでしょう。

1等が当たる確率は限りなくゼロに近くても、ゼロではありません。

時の運で当たってしまうこともあるかもしれませんので。

 

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