楽して手に入れたお金をあぶく銭といいます。
お金には感情があります。
あぶく銭といえどもお金はお金。
たまたま使う人のもとにやってきた真の意味を、使う人が理解せず散財すればたちまち泡のように消えるのがあぶく銭。
この記事では、泡銭(あぶくぜに)がなぜ身につかないのか、そのわけと、あぶく銭の正しい使い方について書いています。
あぶく銭とは何か?
泡銭とは、予期せぬ方法で手に入れたお金のことです。
お金は生き物、エネルギーです。
エネルギーであるお金を手に入れるには、まっとうな方法というものがあります。
お金の使い方、支払い方からは、その人の人格が透けて見えます。試しに、上司や同僚とのみに行ったとき(昨今のコロナ情勢では事情が許さないとは思いますが)、支払いをどうするか、を観察していれば、その人のお金に対する哲学がわかります。[…]
予期せぬ偶然
たとえば、一般的にはギャンブルや賭け、賭博(とばく)で得たお金のことを指します。
そもそも、お金とは「労働」など人のためになることをして得るのが人の道であり、世間一般の常識です。
お金は労働の対価ではない|人の役に立った対価、人からありがとうをいわれた数がお金の価値!
お金は働かなくては稼ぐことができません。お金は労働の対価である。これ、中学校の社会の教科書に載っています、おそらく。一部には不動産や株式投資など働かずして資産を増やす不労所得もありますが、元手となる資金は、何らかの労[…]
ですから、何の努力もしないで、ぶくぶくとわいて出た泡のように楽して手にしたお金は、はかない夢と消えることを戒めて(いましめて)あぶく銭といわれます。
あぶく銭に宿るスピリチュアルな力、悪銭が身につかない理由!
泡銭はなぜ自分のところにとどまってくれないのか。
なぜ、貯まらないのか。
理由は明白です。
なぜなら、自分で身を切って稼いだお金ではないからです。
努力して、スキルを売って手に入れたお金は、自分の分身のようなもの。
計画的に大切に使おうとする意識が働きます。
でも、泡銭は、偶然、運の巡り合わせで、たまたま手元にやってきたお金。
努力して手に入れたお金ではありません。
たとえば宝くじで偶然大金を引き当てたりした場合、あぶく銭の最たるものです。
宝くじが当たらない本当のわけ!からくりはほとんど詐欺?高額当せんで不幸になる?
街角で見かける宝くじ販売ブース。年末ジャンボの時期には行列ができていることもありますね。実際、宝くじって当たるんでしょうか。何億という当せん金を手にした人はどのくらいいるのでしょうか。この記事は、宝くじが当た[…]
そのため、分不相応な大金を手にして、意思のコントロールが効かなくなり散財してしまうのです!
偶然やってきた幸運は、逃げていくのも早いです。
泡銭の使い方、正しい使い道とは?どう使えばよい?
泡銭の正しい使い方というものがあるとすれば、
お金を主体的に使うことだと、わたしは思います。
お金に使われるのではなく、主役はあくまで自分、
意思をもってお金を使うということです。
たとえば、宝くじで1億円当たったとしたら、
1億円があぶく銭になるかどうかは、その人のお金のIQにかかっていると言えます。
住宅ローンの返済に充てる
新車を買う
世界一周旅行に行く
どう使おうと自由ですが、お金に振り回されるのではなく、主体的にお金を使おうという意思さえ持っていれば
泡銭でも案外正しい使い方はできると、わたしは思っています。
意思をもってお金を使うことのできる人は、お金に対するIQ EQが高い人。
お金の使い方が上手い人とは?価値観・人間性・品格が表れる 綺麗にセンスよく回すコツ!
「あの人は金払いがよい」「あの人はケチだ」お金の使い方で人を評価する場面は、日常のシーンでままあることです。この記事では、お金の使い方には価値観・生き方が表れるお話をまとめました。[adcode]お金の使[…]
ところが、宝くじで大金を手にすると
手当たり次第贅沢三昧(ぜいたくざんまい)し、挙げ句の果てに借金地獄におちいるような使い方をしてしまう人が、世の中にはいます。
降ってわいた突然の幸運に、自身のコントロールが効かなくなるのですね!
宝くじ、高額当せんで不幸になるについては、こちらに詳しくまとめています↓
街角で見かける宝くじ販売ブース。年末ジャンボの時期には行列ができていることもありますね。実際、宝くじって当たるんでしょうか。何億という当せん金を手にした人はどのくらいいるのでしょうか。この記事は、宝くじが当た[…]
お金のIQ=お金の知識 お金のEQ=お金の感情 が高くない人は、このように散財してしまいます。
正しい使い方ができずにお金に振り回されてしまうのです。
たとえ泡銭であったとしても目的を持って使うことで、よい循環を生み出せるにもかかわらず。
あぶく銭の超納得できる使い道エピソード
歌手の奥田民生さんが以前テレビで、泡銭(あぶくぜに)についておもしろい発言をしていましたので、ご紹介します。
ソロになって、CDがヒットしたとき、著作権料として驚くほどのお金がはいってきた。
作詞作曲した曲は、カラオケや有線放送などで流れるごとにチャリーンとお金が入ります。
大ヒットした曲なら、著作権料だけでも相当な金額になるでしょう。
奥田民生さんはプロとして楽曲を作り、プロとしてCDを出していますが、
奥田民生さんにとってヒットによって入って来たお金は、まるであぶく銭のようだったといっています。
なるほど、そうかもしれません。
曲が売れるか売れへんかは誰も予想できひんし、半分賭けみたいなもんなんかも!
好きなこと(作曲、歌を歌う)をやって、たまたまヒットして、多額のお金が入ってきた!
本来なら苦労して創作して世に出した曲がヒットしたら、汗水たらして稼いだお金と受け止めるのでしょうが、
あぶく銭という受け止め方に、奥田民生さんの謙虚さがにじみ出ていると感じました。
売れたことへの対価があまりにも多額で、あぶく銭とも思えるほどの大金は、予期せぬ展開だったのでしょう!
奥田民生さん、その「あぶく銭」で、以前から欲しかったけど高くて手が出せなかった「ギター」を手に入れました。
ふだんの自分では買えないギターを手に入れて、未来の自分に投資したというわけです。
奥田民生さんのあぶく銭の使い方は、良いお手本だと思います。
欲しくてもなかなか買えなかったギターを手に入れたのは、趣味でもコレクションでもなく、
あぶく銭をもたらしてくれた音楽の道でこれからも活躍できるよう、未来の自分に投資したからです。
迷わない思い切りのよさ、いさぎよい泡銭の使い方に拍手!!あっぱれ!!
あぶく銭の最たる例がギャンブルの当せん金
泡銭は、普通の生活をしていたらほとんど遭遇する機会のないお金です。
ところが、偶然、天文学的な確率で、泡銭を手にしてしまう人もいます。
それが、ギャンブルというものの持つ魔性でありましょう。
宝くじ高額当せんで不幸になる訳については、こちらに詳しくまとめています↓
街角で見かける宝くじ販売ブース。年末ジャンボの時期には行列ができていることもありますね。実際、宝くじって当たるんでしょうか。何億という当せん金を手にした人はどのくらいいるのでしょうか。この記事は、宝くじが当た[…]
ギャンブルで偶然手に入れた大金に、感覚が麻痺してしまい、散財するのは非常に残念なことです。
楽して手に入れるお金は、エネルギーのコントロールができないと、身を持ち崩す元凶にもなると心得てください。
泡銭はあぶくと消えるから泡銭
正しくない方法で得たお金は、あぶくのようにはかなく消える運命なのでしょう。
泡銭はあぶくと消えるからあぶく銭なのです。
あぶく銭といえば、詐欺など反社会的な方法で得たお金も一種の泡銭です。
お金は人の行い(おこない)を見ています。
正しくない方法で得たお金は必ず、元の場所に戻ろうとする力が働きます。
人は古来、等価交換の方法としてお金という概念を生み出し、お金を使うことで社会生活を豊かにしてきました。
マイナスのエネルギーを持って使うお金は、マイナスの方向に進みます。
感謝の心で使うお金は社会によい循環を生みます。
エネルギーの法則は、お金にも当てはまります。
泡銭であっても、自分のところに偶然やって来てくれたのなら、ご縁に感謝して使いたいですね!
最後まで読んでくれはって、ほんまにおおきに〜〜ありがとうございます!