茂山七五三の読み方・意味、人間国宝の理由も解説【息子は狂言師 茂山宗彦 逸平さん】

「茂山七五三って、どう読むの?意味は?なぜ人間国宝なの?」

京都に住む人には、茂山家といえば、狂言の名家であることはご存じのか方も多いと思います。

しかし、全国区となると茂山七五三はまだ知名度低め。

この記事では、茂山七五三の読み方や名前の意味、そして人間国宝に選ばれた理由をご紹介します。

茂山七五三とは?名前の由来は?

茂山七五三は「しげやましめ」と読みます。

京都大蔵流の狂言の名家・茂山家で代々、受け継がれてきた名前です。

「茂山」は家名、「七五三」は名跡番号や伝統を示す符号です。

この名前には、代々続く能楽家としての誇りや責任が込められています。

茂山七五三さんのふたりの息子も狂言師で、茂山宗彦さん、茂山逸平さんです。

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茂山七五三が人間国宝に認定された理由

人間国宝に認定されるには、能楽の技術や伝統の保持・継承に優れていることが求められます。

茂山七五三さんは、演技力だけでなく能楽の普及や後進育成にも貢献しており、その功績が高く評価されています。

具体的には、数多くの重要演目で主演を務めるほか、舞台芸術の保存・伝承活動にも力を入れています。

そのため、能楽界だけでなく文化庁からも高く評価され、人間国宝に認定されました。

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茂山七五三さんは、京都中央信用金庫に長らくお勤めされ、銀行員と狂言師の二足の草鞋(わらじ)で

狂言界、能楽界を盛り立ててこられました。

昭和の時代は、狂言や能楽だけでは食べていけず、しっかりした会社に入って仕事をしながら狂言にも励んでこられました。

二人の息子である茂山宗彦さん、茂山逸平さんとともに新作狂言を上演したり、狂言の裾野を広げる活動をされてこられました。

茂山七五三さんは、京都中央信用金庫を退職した今でも毎年、祇園祭の季節には、京都中央信用金庫のロビーで市民を対象にした狂言会を開催されています。

そんな地域に根を張った活動も、人間国宝として評価されたのではと思います。

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