映画「三月のライオン」を見てから、将棋界が気になっています。
竜王戦が近づくと新聞やテレビへの露出が増えますね。
ふと思ったのが、対局の開催地や会場はどうやって決めているのか?
この記事では、竜王戦についてと、その開催地がどうやって決まるのかについてお知らせします。
竜王戦とは、将棋界最高のタイトル戦!
竜王戦とは将棋のタイトル戦(試合)のひとつです。
将棋の試合には「名人戦」や、「王座戦」「お〜いお茶戦」など企業名を冠しているものもあります。
お〜いお茶戦は、伊藤園が協賛しています。
中でも、「竜王戦」は名人戦に次いで歴史が長く、タイトル戦の中でも別格の対局なんだとか。
竜王戦は、将棋界最高のタイトル戦です。
セルリアンタワー能楽堂は、なぜ毎回開催場所になっているのか
竜王戦では、セルリアンタワー能楽堂が会場として使われることが多いですね。
着物姿の棋士たちには、能舞台の雰囲気がよく似合います。
セルリアンタワー能楽堂が開催場所の常連になっているのは、わけがあるのです。
それは、2017年からセルリアンタワー能楽堂を運営する東急グループが竜王戦のスポンサーになっているからです。
文化や芸術は、スポンサーなくして成り立ちません。
東急グループの、メセナ活動、将棋を応援しようという姿勢がすばらしいです。
能舞台は能・狂言を披露する場所としてでなく、こういった使い方がされるのは喜ばしいことです。
700年続く伝統芸能である能を舞う能舞台で、同じく歴史のある将棋の対局が繰り広げられるのは、すばらしいでですね
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セルリアンタワー能楽堂での対局にのぞむ藤井聡太さんのコメント
能楽堂での第一局は、棋士たちも特別な思いがあるようです。
第34期竜王戦での対局を前に発表された、藤井聡太三冠(2021.10現在)のコメントです。
素晴らしい対局場を用意していただいた。第一局は最高峰の舞台にふさわしい熱戦になるように頑張りたい。
※出典:2021年10月8日 読売新聞
同じく、豊島将之竜王(2021.10現在)のコメントです。
能楽堂での対局、いよいよ竜王戦が始まるんだという気持ちでいます。世間からの注目度の高さを感じており、第一局は精いっぱい指したい。
※出典:2021年10月8日 読売新聞
5年連続で開幕戦となったセルリアンタワー能楽堂について、棋士の広瀬章人八段(2021.7月現在)はこのように話しています。
大勝負にふさわしい厳かな舞台です。ほどよい緊張感があって、読みに没頭できます。
※出典:2021年7月15日 読売新聞
その他の開催場所はどうやって決めるのか?
竜王戦などのタイトル戦では、場所と会場を変えて何度も勝ち抜きトーナメントの対局が開催されます。
一般の開催場所については、公募で決められているんですって!
竜王戦については、主催が読売新聞なので日本将棋連盟と共同で対局開催地を公募しています。
読売新聞社と日本将棋連盟は、2021~23年に行われる第34~36期竜王戦七番勝負の対局開催地を公募します。七番勝負は毎年10~12月に実施します。地域活性化や文化振興にお役立てください。
【応募要件】
将棋界最高位タイトル戦にふさわしい対局会場と宿泊施設、関連イベント会場を提供できること。公的機関・民間団体の別を問いません。【選考・発表】
主催者が審査し決定します。第34期七番勝負は5月頃に発表予定です。【申し込み・問い合わせ】
読売新聞東京本社編集局「棋戦事務局」
TEL:03-6739-6713
Eメール:shogi@yomiuri.com
資料と応募書類を送ります。【応募締め切り】
第34期は2021年3月1日必着。※出典:日本将棋連盟WEB https://www.shogi.or.jp/news/2021/01/3436.html
集客やPRになって、よい企画ですね〜
地方の旅館や料亭など、対局で使ってもらったらとてもよい宣伝になると思います。
一般公募とはすばらしい入札システムです!
セルリアンタワー能楽堂の能舞台の松
わたしは能狂言ファンのひとりとして、セルリアンタワー能楽堂がいつも対局の会場になっているので気になっていたのです。
真剣なまなざしで勝負に挑む棋士たちの背後には、風格のある老松が映し出されています。
セルリアンタワー能楽堂の鏡板に描かれた老松は、幹にびっしりと変えた苔(こけ)が、松の生きてきた年月の重みを感じさせます。
自分で声を出すことで身体の中に謡をインプット。皆様いい声で謡ってくださってます。そういえば、宝生流は謡宝生とも呼ばれています。 pic.twitter.com/fL894ipUru
— セルリアンタワー能楽堂 (@ctnt_info) July 16, 2019
堂々とした風格と気品を備え、老松なのに松の緑が青青と茂り生命力を感じさせてくれます。
松の緑の青さは、ターゴイズブルーのような海の青にも通じる色。
わたしがこれまで見たどの能舞台の松にも、こんな爽やかな色味の松はありませんでした。
老松を描いたのは、日本画家 仁志出高福(にしでこうふく)さん。
すばらしい鏡板の松です。
まだテレビでしか見たことがないので、ぜひこの目で実物を見てみたいと思っています。
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第34期竜王戦、本戦は2021年、6月25日開幕!
さて、竜王戦の本戦は、2021年6月25日(金)から、将棋界の最高峰を競う戦いが始まります。
賞金はなんと、4,400万円!
すごいケタですね〜!
そこには「努力」「研鑽」があるからです。
注目は最年少18歳の藤井聡太(ふじいそうた)さんと、50歳最年長でタイトル戦通算100期を狙う羽生善治(はぶよしはる)さん!
目が離せませんね〜〜!!
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最後まで読んでくれはって、ほんまにおおきに〜〜ありがとうございます!