【世界遺産の合掌造り 富山・五箇山】白川郷よりおすすめな理由!

合掌造りといえば、白川郷が有名ですが、越中富山の五箇山にも合掌造り集落があるのをご存じでしょうか。

五箇山の合掌造り集落は、1995年にユネスコの世界遺産に登録されました。

この記事では、富山県にある五箇山菅沼合掌造り集落の魅力とアクセスについてお伝えします。

世界遺産、五箇山合掌造りのおすすめポイント!

わたしは白川郷も五箇山もどちらも行きましたが、これから世界遺産の合掌造りを見たい人にどちらがおすすめかと聞かれたら、規模の小さい五箇山合掌造りをおすすめします。

その理由は次の5点です。

  1. 五箇山合掌造りは白川郷より規模は小さいが、コンパクトにまとまっている
  2. 規模が小さいぶん、観光地化されておらず、今も地元の人々のくらしがひっそりと息づいている
  3. 観光地化はされていないが、食事できるお店が3軒ある
  4. 観光客が白川郷ほど多くないので、ゆったり風情を楽しめる
  5. 近くには、貴重な歴史の資料・加賀藩の流刑小屋(牢屋)がある

五箇山の菅沼合掌造り集落は、今も人々の暮らしが息づいている

五箇山(ごかやま)と聞いて、「ああ知ってるよ」と答える人は少ないと思います。

実際、わたしも知人から教えてもらうまで、「ごかやま?どこ?」って感じでした。

五箇山は富山県南砺市の山あいにある合掌造りの里です。

観光地化されていなくて、こぢんまりしていて規模も小さくメディアでの露出もほとんどありません。

同じ合掌造りの白川郷は有名ですが、わたしは五箇山をおすすめします。

その理由は、白川郷ほど観光地化されていなくて、手つかずの自然や人々の暮らしが残っているからです。

静かな山あいに、昔から連綿(れんめん)と続いてきた営みが息づいています。

世界遺産五箇山菅沼合掌造り集落
五箇山菅沼合掌造り集落は規模が小さくより秘境感たっぷり

五箇山には菅沼集落と相倉集落の2つがありますが、今回わたしは、菅沼集落に行ってきました。

9軒の合掌造りが今も、人々の暮らしの場として現役で活躍しています。

世界遺産、五箇山の菅沼合掌造り集落の秘境感に感動!すごい、この景観!

なによりもすごいのは、その秘境感!

五箇山は標高がかなり高い場所にあり、五箇山の菅沼合掌造り集落は、窪地になったような谷底に位置しています。

谷底にわずか9軒ほどの合掌造りの家が並ぶ光景は、日本昔ばなしの世界が目の前に現れたかのよう

タイムスリップしたような錯覚をおぼえます。

世界遺産五箇山菅沼合掌造り集落
世界遺産五箇山菅沼合掌造り集落

集落内にはお食事どころが3軒、お土産やさんも数軒あります。

お店を営みながら生活をしていたり、合掌造りで暮らしている住民もいます。

合掌造りは古いもので江戸時代に建てられたものもあり、住民の生活の場であると同時に当時を知る貴重な財産となっています。

五箇山合掌造り集落の民家
五箇山合掌造り集落の民家、実際に人が暮らしている家もある
ひなびた景観が魅力の五箇山菅沼合掌造り集落
ひなびた景観が魅力の五箇山菅沼合掌造り集落

合掌造りの三角屋根は正三角形、左右対称に並んだ規則性のある窓、幾何学的な美しさに息をのみました。

それでいてどっしりとした力強いデザインは、昔の人の生きる知恵とたくましさを感じます。

合掌造りの家は屋根が正三角形
合掌造りの家は屋根が正三角形、力強く幾何学的なデザイン!

世界遺産になるのも納得です!

モノが簡単に手に入らない奥地に暮らした人々の、当時の暮らしがしのばれます。

世界遺産、五箇山の菅沼合掌造り集落へのアクセスは?

そんな五箇山へのアクセスは、秘境といわれる奥地だから遠いのでは?

いえいえ、心配は要りませんよ。

愛知県、岐阜県、富山県を結ぶ東海北陸自動車道が通っているからです。

五箇山インターを降りて5分ほどの場所に菅沼合掌造り集落はあります。

秘境なのに、高速道路のおかげでアクセスが便利になりました。

インターを降りてすぐを左方面に5分も走ると、駐車場の看板が見えてきます。

駐車場は2カ所、お天気がよければ展望台の駐車場がおすすめ

左手に駐車場の案内板が見えてくれば、お天気がよければその駐車場に車を止めるのがおすすめです。

高台から菅沼合掌造り集落を一望できるロケーションが見ものです。

世界遺産五箇山菅沼合掌造り集落
高台から五箇山菅沼合掌造り集落が一望できる

駐車場はもう1カ所、坂をくだって集落入り口にもあります。

お手洗いも両方の駐車場に併設されています。もちろん水洗洋式トイレですよ、ご安心ください。

世界遺産、五箇山の秘境ぐあいを物語るエピソードその1

五箇山は富山県南砺市にありますが、文化圏としては加賀百万石を築いた加賀藩(石川県)の圏内に属しています。

加賀前田家は文化の新興を手厚く保護したこともあり、このあたりの人たちは読み書きソロバンなど学問にも熱心だったようです。

わたしが旅で出会った五箇山の人たちは、五箇山で育ったことに誇りを持って、自分の村を愛している様子が伝わってきました。

また、五箇山には奈良時代から伝わる日本でいちばん古いといわれている民謡「こきりこ節」が今でも歌い踊り継がれています。

五箇山に奈良時代から伝わる民謡、こきりこ節
五箇山に奈良時代から伝わる民謡、こきりこ節

ゆったりしたリズムで女性が優雅に踊り、そこに男性が「ささら」という楽器?をシャンシャンと打ち鳴らし、アクセントを加えます。

民謡なのに土くささがなく、洗練されたリズムは一度聞いたら耳に残ります。

五箇山は高い山々に囲まれた場所なので奈良時代から秘境やったはずやのに、こんなに洗練されたカッコイイ民謡が歌い継がれているとは!

こんなところにも世界遺産に認定された価値をみることができます。

世界遺産の秘境エピソードその2

近年こそ暖冬で積雪は少なくなったようですが、30年ほど前までは冬になると2〜3メートルも雪が積もる豪雪地帯でした。

高い山がすぐそばに迫っているため、冬はなだれが起こって道路が寸断されます。

五箇山合掌造りの冬
五箇山合掌造りの冬は、雪に閉ざされる

30年ほど前までは、山越えで郵便や物資を運んでいました。

山越えといっても、800メートルほどある結構な高さの山です。

それでも道路が行き止まりだったら、山を越えて隣村まで行くしかなかったのですね。

五箇山の人たちのたくましさに拍手!

世界遺産の五箇山、ランチできるお店あります!

五箇山の菅沼合掌造り集落には、3カ所食事のできるお店があります。

与八

わたしは与八で天ぷらそばを食べました。

五箇山菅沼合掌造り集落にあるのお食事どころのひとつ、吾郎平
五箇山菅沼合掌造り集落にあるのお食事どころのひとつ、吾郎平

吾郎平

あらい

世界遺産の五箇山には、加賀藩の流刑小屋が残る!貴重な歴史の資料!

五箇山の流刑小屋
五箇山の流刑小屋

標高1,000メートルを超える高い山々に囲まれた五箇山は、交通の不便な土地でした。

そのため、加賀藩(金沢)で罪をおかした役人を五箇山に島流しにして隔離しました。

世界遺産の五箇山合掌造り集落から車で10分ほどの場所に今も当時のままの姿で流刑小屋(牢屋)が残されています。

日本で流刑小屋はが残るのは、五箇山のここだけ、必見ですよ!

流刑小屋について詳しくはこちらにまとめています。

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五箇山の流刑小屋

悲しい歴史を秘めた物語があったのですね!

おすすめの季節は?紅葉もいいけど、新緑の季節もおすすめ!

紅葉の時期なら10月終わり〜11月はじめがベストシーズンです。
わたしが訪れたのは11月中旬、紅葉はまだ残っていましたが、終わりがけという感じでした。

世界遺産五箇山菅沼合掌造り集落の秋
世界遺産五箇山菅沼合掌造り集落の秋
世界遺産五箇山菅沼合掌造り集落
秋の五箇山菅沼合掌造り集落
五箇山菅沼合掌造り集落
まるでるで民話の世界のような五箇山菅沼合掌造りの里

新緑の季節もよいと思います。

若葉が青々としげる頃は、生命力にあふれたいぶきを全身で感じられると思います。

わたしもこの次は、新緑のころに再び訪れてみたいです。

↓すぐ近くには世にも珍しい江戸時代の流刑小屋(牢屋)が残されていますよ、必見です!↓

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白山宮

最後まで読んでくれはって、ほんまにおおきに〜〜ありがとうございます!