能・狂言って興味はあるけど、見方がわからへん
一回観てみたいけど、でもなんだか難しそう
どこに行ったら見れるんやろ〜??
初めて観る人にとって敷居が高そうな能・狂言。
でも、心配はいりませんよ。
私も初心者から入り、回数を重ねることで今では能・狂言の世界観を味わえるまでになりました。
この記事では、能楽堂に足を踏み入れるまでの第一歩についてお伝えします。
能狂言の敷居は高くない、いざ能楽堂へ!
能・狂言に興味をお持ちであれば、一度能楽堂に足を運んでみてはいかがでしょう。伝統芸能のたしなみがわからなくてもぜんぜん大丈夫ですよ〜門戸は広く開かれています。能楽堂に一歩足を踏み入れてさえしまえば、あとは演目を鑑賞する機会に触れることができるのですから!
全国には、意外と能楽堂があります。一部をご紹介します。
■京都
河村能舞台
京都観世会館
金剛能楽堂
■大阪
大槻能楽堂
香里能楽堂
住吉神社能楽殿
■兵庫
有馬能楽堂
西宮能楽堂
■石川
石川県立能楽堂
わたしは年に数回、金沢に出かけます。石川県には、能楽や茶の湯を愛した加賀前田家の文化振興の精神が今も受け継がれています。とりわけ金沢は「空から謡(うたい)が降ってくる」といわれるほど能楽の盛んな土地柄です。空から謡が降ってくるとは、庭木職人までもが謡をたしなんでいるという意味で、広く庶民にまで芸事が浸透していました。
そうは言っても、来場者には、通(つう)の方に混じって初心者も見受けられますから、初心者でもぜんぜん大丈夫〜〜。どの能楽堂でも、入場の際に初心者かどうかなんて聞かれることもありませんので、安心してお出かけください。
能・狂言のチケットはここで入手できる
能狂言のチケットは、地域の能楽堂のホームページや電話予約で入手できます。まずお住まいの地域、もしくは行きたい能楽堂のホームページにアクセスして、チケット予約のページをチェックしてみてください。
一般に前売り券のほうが当日券よりも割安のことが多いので、予定が決まったら前売り券を購入しておくとお得です。人気の演目は売り切れることもありますので、早めに求めておくと安心です。
また、能・狂言が初めての人には、企画ものもおすすめです。通常、能・狂言の一連の上演では「能・狂言・能」のように能が2本と狂言1本の上演となるケースが多いのですが、企画ものでは能・狂言それぞれ1本ずつの上演など軽めになっているので入門編としては手軽です。
石川県立能楽堂では、夏と冬に特別企画「観能の夕べ」が開催されており、狂言と能それぞれ1演目ずつで1,000円のチケット料金で鑑賞できます。
※2020年の催しは、コロナウィルス感染拡大防止のため、座席を約半分にしての開催となっています。
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座席は互い違いの市松状なので、前列の人の頭も気にならずゆったり鑑賞できて
個人的にはこれはこれでよいなぁ、と思っていたりもします。
能・狂言に子どもを連れて行ってもいいの?
能・狂言を子どもと一緒に観たいという人もいるでしょう。ほとんどの会場は、小学生以上の子どもは保護者付き添いのもとで入場ができます。ただし、能・狂言の一連の演目では、2〜3時間の長時間になることも多く、途中休憩は設けられていないことも多いです。
子どもと観る初めての能・狂言鑑賞では、狂言のみの演目がおすすめです。1〜1.5時間ほどで、現代語に近い言葉で演じられる狂言は子どもにも理解しやすく、飽きることも少ないようです。
あまりに長時間の演目は子どもも飽きてしまう可能性が高く、せっかく能・狂言に親しませようとしたことが初めの印象でよくないものになってしまってはもったいないですものね。
また、未就学児が入場不可の公演も多いのですが、最近では能・狂言の裾野を広げるために、未就学児も入場できる企画なども開催されています。ぜひ、お近くのホールや能楽堂の公演情報でチェックしてみてください。
私の狂言体験のきっかけは二人の娘が小学生のとき、親子狂言鑑賞会がきっかけでした。もしこんな企画があれば日本の伝統芸能に触れる絶好の機会なので、親子でぜひ出かけていただきたいと思います。
子どもの性格や性質にもよりますが、おおむね小学2、3年以上でじっと座って観賞できることが条件となります。
能狂言の鑑賞にどんな装いで出かけたらよいか、おすすめの座席についてはこちらの記事をご覧ください。
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それでは
最後まで読んでくれはって、ほんまにおおきに〜〜ありがとうございます!