須須神社は源義経ゆかりのパワースポット|ご利益あらたか能登半島の先端に

このページの情報は、令和6年能登半島地震の被害を受けたため、最新ではありません

わたしが初めて能登半島の先端にある珠洲(すず)を訪れたのは、30年も前になります。

第一印象は、風が通り抜けて気持ちのよい場所!

すがすがしくて、よい気が宿っている、そんな空気を感じました。

この記事では、石川県の能登半島先端にあるパワースポット須須神社(すずじんじゃ)についてお伝えします。

須須神社は石川県珠洲市にある能登半島先端のパワースポット!

須須神社(すずじんじゃ)は、海に面して立っています。目の前が日本海という気持ちのよいロケーション

海からの波しぶきが飛んできそうなくらい。

寄せては返す波のリズムにはヒーリング効果があるといわれています。

鳥居の奥にはひっそりと静かに、拝殿があります。

須須神社の拝殿
須須神社の拝殿

訪れたのは初夏、緑が目に鮮やかな季節でした。

パワースポットをパワースポットにしているものは、海や山、その土地に宿るエネルギーや波長だと思います。

須須神社(すずじんじゃ)は、目の前が日本海

しかも能登半島の先端、突き抜ける開放感と歴史を感じる神社です。

須須神社の御祭神は夫婦の神様(高座宮・金分宮)ご利益は縁結び、ほかにも?

須須神社は高座宮、 金分宮、奥宮の三柱(3人の神様という意味、神様は「柱」で数えます)をひとつにして須須神社と呼びます。

日本海に面して建っているのは、高座宮と金分宮です。

この二柱の神様は夫婦です。

須須神社の拝殿
須須神社の拝殿

須須神社(高座宮)の御祭神とご利益

御祭神は天津日高彦穂瓊瓊杵尊(あまつひだかほこににぎのみこと)で、天照大御神(あまてらすおおみかみ)の孫です。

皇室の御祖先で、天孫降臨で天の上から地上に降りてこられた神様です。

ご利益は、五穀豊穣(ごこくほうじょう)、国土安泰(こくどあんたい)です。

須須神社(金分宮)の御祭神とご利益

御祭神は、木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)で、高座宮の天津日高彦穂瓊瓊杵尊(あまつひだかほこににぎのみこと)の妻です。

木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)は、強くしなやかな神様です。

こんな言い伝えが残されています。

木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)は、天津日高彦穂瓊瓊杵尊(あまつひだかほこににぎのみこと)の妻となり、一晩をともにしただけでみごもりました

すると夫である天津日高彦穂瓊瓊杵尊(あまつひだかほこににぎのみこと)は、本当に自分の子なのか?という疑惑を妻に向けます浮気してできた子どもではないのか、と。

珠緒
あまりにもピンポイントで子どもができたので、疑いたくなったのでしょうね!

それではあなたの子である証拠を見せましょう

木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)は、産屋(子どもを出産するための小屋)に自ら火を放ち燃え盛る火の中で3人の男の神様(三つ子)を産みました。

珠緒
そこまでするとは!女は強し!

夫との契り(ちぎり)と身の潔白を証明するため、危険をおかしてそこまでするとは!

 

珠緒
それにしても神様も人間っぽいですね!
群れ子
妻に疑惑をいだくなどとは、人間の世界でもありそうね〜

夫婦の神様をおまつりする須須神社は、そんなエピソードから縁結びのご利益で知られています。

男女の縁だけでなく、商売繁盛や五穀豊穣、学業成就などあらゆるご縁に通じています。

義経の命拾いエピソードと秘宝の義経の笛と弁慶の刀!

神社の創建は第10代祟神天皇の時代にさかのぼります。

それからのちの鎌倉時代、源頼朝に京都を追われた源義経がみちのくに逃げのびる際に立ち寄った言い伝えが残されています。

義経は舟でみちのく(今の東北)を目指していました。

舟が珠洲(石川県能登半島)の須須神社にさしかかったころ、海が大荒れになり舟が沈みそうになりました。

義経は須須神社に祈ったところ、嵐はおさまり、命びろいしたということです。

義経はそのお礼として、蝉折の笛を奉納しました。

須須神社に残る源義経の笛
須須神社に残る源義経の笛 ※特別に許可を得て撮影しています

 

同行していた弁慶も守刀を奉納して神様へのお礼としました。

須須神社に残る弁慶の刀
須須神社に残る弁慶の刀 ※特別に許可を得て撮影しています

この貴重な宝物は、宝物殿で公開されています。

わたしも宝物殿で拝見しましたが、笛は2本で立派な身分の方がお使いになっていたことがしのばれる堂々としたつくりです。

守刀は意外と小ぶりで脇差だったのでしょうか。

年代を経て錆び付いていますが、当時はキラリと強い光を放っていたものと思われます。

※これらは撮影禁止ですが、今回特別に許可を得て撮影したものです。

須須神社の御朱印とお守り

須須神社の御朱印は、高座宮と金分宮で違う物が用意されています。金分宮は女の神様らしく、季節のお花のあしらいが添えられていて、ステキです。

社務所は9時から16時までの営業なので、ご注意ください。

須須神社へのアクセス@能登半島最北端

■名称:須須神社(すずじんじゃ)

■住所:石川県珠洲市三崎町寺家4-2

■駐車場:あり(無料)

■社務所:9:00−16:00

■宝物殿:4〜10月(11〜3月は閉館) 拝見は要予約

 

伊勢神宮|パワーが強すぎる!人生の転換期の不思議体験!神様と出会った

合わせて読みたい

伊勢神宮、そこには人知の及ばない不思議な気が宿る日本有数のパワースポットです。伊勢神宮を参拝するのは2回めでした。今回は伊勢神宮で起きた不思議体験と、出来事を紹介します。[adcode]伊勢神宮外宮、人生の転換期[…]

伊勢神宮で現れた光

 

日本海に突き出た能登半島は、まわりを海に囲まれ独特の景色や景観を見ることができます。観光地化されていない素朴な風景、絶景、秘境が残っています。ガイドブックには載っていない能登の秘境はこちらに紹介しています。

合わせて読みたい

このページの情報は、令和6年能登半島地震の被害を受けたため、最新ではありません能登半島は石川県にある日本海に突き出た半島です。まわりを海に囲まれ、独特の景色や景観を見ることができます。この記事では、能登半島に点在する絶景[…]

千枚田

 

【トリエンナーレ珠洲|奥能登国際芸術祭2017 レポート】

合わせて読みたい

トリエンナーレとは、イタリア語で、3年に一度開かれる美術展覧会のことです。石川県の能登半島・珠洲市で2017年、奥能登国際芸術祭2017が開かれました。この記事では、2017年9〜10月、能登半島の先端にある珠洲(すず)で開[…]

奥能登国際芸術祭2017(トリエンナーレ珠洲2017 )作品:神話の続き

 

最後まで読んでくれはって、ほんまにおおきに〜〜ありがとうございます!