【猿田彦神社の不思議体験とご利益】伊勢神宮近くのパワースポット 天鈿女命(アマノウズメ)も同居

伊勢神宮に行ったらあわせてお参りしたい猿田彦神社。

猿田彦神社は、みちひらきの神様として信仰を集めています。

一度はお参りしたいと望んでいた猿田彦神社。

思いがかなってはじめておまいりできたとき、思いがけずうれしい出来事がありました。

この記事では、猿田彦神社のご利益とお参りのしかた、猿田彦神社で出会った不思議体験について書いています。

猿田彦神社のご利益はみちひらき、伊勢のパワースポット!

猿田彦神社の鳥居
猿田彦神社の鳥居、方位に基づく八角形の柱が使われている

猿田彦神社のご利益はみちひらきといわれています。

新しいスタートを切る人や新たなステージへ移るときにおまいりしたい神様です。

その昔、天照大御神が天岩戸におかくれになり世界が闇につつまれまれました。

神々の知恵により天照大御神が姿を表したとき、猿田彦が進む方向を先導したという古事にもとづいています。

 

みちひらきとは、進むべき道、学業や仕事などを良い方向にみちびいてくださる力のことです。

 

天照大御神を祀る伊勢神宮とご利益については、こちらに詳しくまとめています↓

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猿田彦神社のご利益、不思議なかたちのたから石!

猿田彦神社のたから石
猿田彦神社のたから石、宝船に白蛇が乗っているように見える縁起の良い石

猿田彦神社は大きな神社ではありませんが、みどころ、パワースポットがたくさんあります。

まずはじめに、たから石。

宝船に白蛇がのっているように見えませんか。

まるでそのかたちを映したような石です。

 

古来より、日本では、石にも神が宿ると考えられていました。

自然の造形は、ときに人の想像をかたちにすることがあります。

意図してこのような形になったのか、白蛇の化身なのか。

想像力をはたらかせて見てください。

 

石に縄と白い紙が回されているのは、ここは神聖な場所である、という意味です。

白い紙は「紙垂(しで)」といいます。

紙垂(しで)が巻かれている場所は神聖な場所なので、立ち入ったり、触ったりしてはいけません。

 

よく御神木などにも、巻かれていますね。

例外として、紙垂(しで)が巻かれていても触ってもよい御神木もあり

その場合は、注意書きがあります。

猿田彦神社のご利益、古殿地には八角形の方位石

猿田彦神社の古殿地に建つ方位石
猿田彦神社の古殿地に建つ方位石、みちひらきは方位と関係が深い。

猿田彦神社の古殿地には八角形の形をした方位を示す石が建っています。

この石は、十二支で方位(東西南北)を示しています。

 

猿田彦神社はみちひらきの神様なので、方位・方角とみちひらきは深い関係があります。

どの方向に進めば道が開けるか、

どの方向にビジネスの種がころがっているか

方角・方位は、古来より開運と深いつながりがありました。

ですから、ここに建つ方位石は、

ぜひともご自分の成功したい方角や、成功を誓う気持ちを込めて触られることをおすすめします。

 

ちなみに、古殿地(こでんち)とは、以前本殿が建っていた場所のことです。

伊勢神宮をはじめとする由緒ある神社は、20年に一度、本殿(神様のいらっしゃる神殿)を建て替える式年遷宮(しきねんせんぐう)とよぶ建て替えがあります。

建て替えられる前までの本殿があった場所は、古殿地(こでんち)とよばれています。

以前はここに本殿がありましたよ、というお印です。

 

なぜ、20年に一度本殿を建て替えるのか、

それは、20年でたまったけがれや気を一旦リセットして、また次の代にバトンを渡せるよう、すべてを新しくするのです。

神道(しんどう)では、常若(とこわか)=常に新しく整えておく の思想があり、式年遷宮もその思想にのっとっています。

猿田彦神社の不思議 八角形が至る所に!方位と開運を示してくれる

八方塞がり(はっぽうふさがり)

四方八方(しほうはっぽう)

八方美人(はっぽうびじん)

などと使う「八方」とは、方位・方角のことです。

八方とは、中国古来の五行に基づくもので、地球の東西南北の四方向と、天の四方向をあわせて八方向が存在するという考え方です。

 

猿田彦神社は、みちひらきを導いた猿田彦にあやかり、方位がとても重要な意味をもちます。

境内のいたるところに、方位を意味する八角形を目にすることができます。

猿田彦神社での不思議体験 結婚式にであった!おめでたいできごと!

猿田彦神社の本殿
猿田彦神社の本殿、古式ゆかしい寝殿造り

猿田彦神社はみちひらきのご利益から、新しい道を切り開いていく意味で、結婚式も人気があります。

わたしは今回はじめての参拝で、ちょうど運良く結婚式に出会うことができました。

 

時間は午後3時半を回っていたのですが、鳥居から結婚式の行列が境内に入ってきました。

結婚式といえば、午前中に行うことが多いのですが、たまたま午後の結婚式。

思えば不思議です。

この日この時間に、この猿田彦神社で結婚式に出会えたことに何かのご縁を感じずにはいられませんでした。

おめでたい結婚式に猿田彦神社で出会えた、しかも初めての参拝で!

猿田彦の神様に歓迎されている!そう思いました。

 

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新婦さんは、赤の華やかな柄の色打掛に、現代風のロングのヘアースタイル、

新郎さんは、黒の羽織袴でキリッと。

 

後に続く新郎新婦のご両親、親族の方々。

まだ風冷たい早春の午後、春めいたたっぷりの日差しの中、行列は本殿へと向かって行きました。

しばし立ち止まり、お幸せにと後ろ姿を見送りました。


猿田彦神社のご利益、五十鈴でみちひらきをかなえる

わたしも今年、節目の年を迎え、そんなときに猿田彦神社におまいりできたことをありがたく思っています。

以前から願っていた猿田彦神社にお参りできたのも、強く願ったから実現したのだと感無量でした。

 

これまで2度、伊勢神宮にお参りしておきながら、猿田彦神社にはまだ行けずにいたので、今回猿田彦神社にお参りすることがかなって、満足です。

しかも結婚式にも出会えた!

 

猿田彦神社の開運みちひらきの五十鈴
猿田彦神社の開運みちひらきの五十鈴、焼き物の鈴はにぶい低い音で、進むべき道を示してくれる

猿田彦神社には、とっておきの開運グッズがあります。

それは、五十鈴(いすず)。

土でできた鈴です。

社務所のお守りのメニューには載っていないのですが、「五十鈴ありますか」とたずねてみると、奥から出してくれました。

3,800円くらいだったかと思います。

 

木箱に入っている五十鈴。

毎朝、いいことがあるようにと願いを込めて鳴らしています。

 

焼き物なので、一体一体音が違うそうですが、

授けていただいた五十鈴は、鈍く、低い音で、カランコロンと音を響かせます。

 

朝の良い気が満ちているときに、良い気が集まってくるように祈りながら鳴らします。

鈴の音には、魔除けの効果もあります。

猿田彦神社の境内にある芸能の神様は天鈿女命(アマノウズメ)をまつる佐瑠女神社!

佐瑠女神社(さるめじんじゃ)は芸能の神様アマノウズメをまつる
佐瑠女神社(さるめじんじゃ)は芸能の神様アマノウズメをまつる

猿田彦神社の境内には、芸能の神様で有名な佐瑠女神社(さるめじんじゃ)もあります。

芸能人がお参りすることでも有名です。

南海キャンディーズの山里亮太さん、小藪千豊さん、EXILEなど、芸能人の奉納旗がたなびいていました。

芸能人もお参りする佐瑠女神社(さるめじんじゃ)
芸能人もお参りに訪れる佐瑠女神社(さるめじんじゃ)

 

佐瑠女神社(さるめじんじゃ)は、天岩戸の前で裸踊りをした天宇受賣命(あめのうずめのみこと)をまつっています。

天宇受賣命(あめのうずめのみこと)がどんな神様か、簡単に説明しますね。

 

天上界から下界に降りてきた天照大御神(あまてらすおおみかみ)は、弟の行いの悪さにあきれて、天岩戸にこもってしまいます。

太陽の神様である天照大御神が姿をかくしたことで、世界は闇に包まれました。

神々たちは、何とかして天照大御神を天岩戸から出そうと知恵をしぼりました。

天宇受賣命(あめのうずめのみこと)が、恥ずかしさも投げ捨て裸踊りを披露したところ陽気で楽しげな雰囲気につつまれ、天照大御神が何ごとかと天岩戸を開けました。

世界は再び光を取り戻しました。

このとき裸で踊った天宇受賣命(あめのうずめのみこと)は、芸能の神様として有名です。

芸能とは、恥じらいを捨てて、人に感動を与える芸であると、天宇受賣命(あめのうずめのみこと)の教えとなっています。

 

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佐瑠女神社の由緒書
佐瑠女神社の由緒書、天岩戸におかくれになった天照大御神を神楽(かぐら)でふたたびこの世に導いた伝説が記されている。

 

天宇受賣命(あめのうずめのみこと)はその後、猿田彦神社の妻になりました。

佐瑠女神社(さるめじんじゃ)の佐瑠女とは、「猿女」とも書きます。

つまり、猿田彦の女房であるという意味です。

 

猿田彦神社には、このように縁起の良いみちひらきのエピソードが残されています。

良い気が流れる猿田彦神社、伊勢神宮まで出かける機会があるならぜひお参りされると良いと思います。

猿田彦神社のさざれ石
猿田彦神社のさざれ石。佐瑠女神社の横あたりにひっそりとある。
猿田彦神社の奉納された酒樽
猿田彦神社の奉納された酒樽、「初日」「鉾杉」「宮の雪」など地元三重県の蔵元が並ぶ

 

猿田彦神社の隠れたパワースポットで不思議体験

猿田彦神社にはもうひとつ、隠れたパワースポットがあります。

本殿裏手にある、田んぼです。

田んぼでは神様にお供えするお米を実際に作っています。

本殿脇の参道を進むと、田んぼを見ることができます。

この田んぼ周辺にはとてもよい気が流れていて、わたしはここで神様の気配を感じることができました。

わたしが感じた神様は子どもで、背丈がまだ小さく小柄な男の神様でした。

不思議ですが、確かに神様がいらっしゃる、そんな「気」を感じたのです。

猿田彦神社、御神田(おみた)へと続く参道
猿田彦神社、御神田(おみた)へと続く参道
猿田彦神社の本殿を横から見る
猿田彦神社、裏手にある御神田(おみた)へ向かう参道は、本殿を横手に見ながら進む
猿田彦神社、本殿を横から見る
猿田彦神社、裏手にある御神田(おみた)へ向かう参道は、本殿を横手に見ながら進む。よい気が満ちており、すがすがしいエネルギーを感じた。
猿田彦神社、裏手にある御神田(おみた)へ向かう参道
猿田彦神社、裏手にある御神田(おみた)へ向かう参道、突き当たりに見えるのは、宮司さんの住まい、ブライベートな場所でもあるので静かに進もう!
猿田彦神社、裏手にある御神田(おみた)。神様に捧げるお米を作っている。
猿田彦神社、裏手にある御神田(おみた)。ここでは神様に捧げるお米を作っている。訪れたのは3月のためまだ田植え前、稲は植わっていない。
猿田彦神社、御神田の看板
猿田彦神社、御神田の看板、毎年、5月5日には田植えの儀式が執り行われる。
猿田彦神社、裏手にある御神田
猿田彦神社、裏手にある御神田の周りは、よい気が流れる場所。

伊勢神宮は、猿田彦神社のすぐ近くです。

すぐ近くにあるにもかかわらず、伊勢神宮をお参りすることで頭がいっぱいで機会に恵まれなかったという方もいらっしゃるかと思います。

わたしもそうでした。

せっかく伊勢神宮に行ったのなら、ぜひとも予定に組み入れて、おまいりしたいものです。

 

わたしも何度か伊勢神宮にお参りするなかで猿田彦神社のことを知りました。

今回、初めて猿田彦神社にお参りできて、節目の年の新しいスタートのよい区切りとなりました。

ありがとうございます。

 

 

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最後まで読んでくれはって、ほんまにおおきに〜〜ありがとうございます!