伊勢神宮 内宮の回り方完全ガイド|半日で効率よく参拝できるプランも!

伊勢神宮の内宮は、日本の神社の中でも特別な存在です。

天照大御神をお祀りするこの神聖な場所には、全国から多くの参拝者が訪れます。

しかし、広大な境内をどのように巡ればよいのか、効率よく回るにはどうすればいいのか迷う方も多いでしょう。

この記事では、内宮の基本情報から、おすすめの参拝ルート、混雑を避けるコツ、周辺観光まで詳しく解説します。

珠緒
伊勢神宮をより楽しむための参考にしてください

伊勢神宮 内宮の基本情報

伊勢神宮の内宮
伊勢神宮の内宮

伊勢神宮の内宮を訪れる前に、まずは基本情報を押さえておきましょう。

内宮とはどのような神社なのか、どんなご利益があるのかを知ることで、より意味のある参拝ができます。

ここでは、内宮の歴史や祀られている神様、参拝の意義について解説します。

初めて訪れる方でも理解しやすいよう、詳しく説明していきますので、ぜひ参考にしてください。

内宮とはどんな神社か

伊勢神宮 内宮(ないくう)は、日本で最も尊ばれる神社のひとつで、正式には「皇大神宮(こうたいじんぐう)」といいます。

ご祭神は天照大御神(あまてらすおおみかみ)で、古くから皇室をはじめ、多くの人々に信仰されてきました。

創建は約2,000年前とされ、日本の歴史と深く関わりがあります。

内宮は五十鈴川(いすずがわ)のほとりに位置し、美しい自然に囲まれた厳かな雰囲気が特徴です。

神域内には正宮(しょうぐう)、別宮(べつぐう)、摂社(せっしゃ)、末社(まっしゃ)などの神社が点在し、それぞれに深い意味があります。

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伊勢神宮の内宮

内宮のご利益と参拝の意味

内宮は、主に「国家安泰」「開運」「家内安全」などのご利益があるとされています。

特に、天照大御神は太陽の神であり、生命やエネルギーを授ける存在として信仰されています。

そのため、参拝することで活力が得られ、人生が好転するといわれています。

昔から、伊勢神宮は「一生に一度はお参りしたい」といわれてきた日本人にとって特別な神社です。

古くは「お伊勢参り」として全国各地から多くの人が訪れました。

参拝者は、神聖な空気を感じながら、自身の感謝の気持ちを伝えることが大切です。

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伊勢神宮 内宮の参拝ルート

伊勢神宮の内宮は広大な境内で、どの順序で回るべきか迷う方も多いと思います。

正式な作法を守りながら巡ることで、より深いご利益を授かることができます。

ここでは、スムーズに参拝できるおすすめのルートや、

参拝の順番が持つ意味について詳しく解説します。

初めて訪れる方でも迷わず参拝できるよう、順序にしたがって回ってみてください

おすすめの参拝ルート

伊勢神宮、内宮の宇治橋
伊勢神宮、内宮の入り口の宇治橋

内宮の参拝ルートは、正式な作法を意識しながら進むとより神聖な体験ができます。

以下の順序で回るのが一般的です。

  1. 宇治橋(うじばし)を渡る
    神域の入口である宇治橋を渡ると、現世と神域を隔てる感覚を味わえます。
  2. 五十鈴川御手洗場(いすずがわみたらしば)で清める
    ここで手や口をすすぎ、心身を清めます。
  3. 正宮(しょうぐう)で参拝する
    もっとも神聖な場所。個人的な願い事は控え、「感謝の気持ち」を伝えます。
  4. 荒祭宮(あらまつりのみや)に参拝
    天照大御神の荒御魂(あらみたま)を祀る社で、ここでは個人的な願いをしてもよい場所です。
  5. 神楽殿(かぐらでん)に立ち寄る
    ここではお札やお守りを授かることができます。

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参拝の順番とその理由

伊勢神宮の参拝では、まず外宮(げくう)を参拝してから内宮へ向かうのが正式な作法とされています。

これは「外宮先祭(げくうせんさい)」と呼ばれ、内宮の天照大御神へお参りする前に、豊受大神(とようけのおおかみ)へ感謝を捧げる意味があります。

内宮内では、まず宇治橋を渡り、五十鈴川で手を清め、正宮へ向かいます。

その後、別宮や摂社・末社を巡ることで、神宮全体の御神徳を受けることができます。

内宮を効率よく回るためのヒント

伊勢神宮、五十鈴川の清流
伊勢神宮、五十鈴川の清流と紅葉(撮影:11月下旬) 御手洗場であり、手と口をすすぎ清める

伊勢神宮の内宮は広大な敷地を持つため、効率よく回るための方法をお伝えします。

限られた時間の中で参拝や観光を楽しみたい方にとって、最適なルートや時間配分を知ることは重要です。

ここでは、参拝にかかる所要時間や、短時間で巡るためのおすすめプラン、混雑を避けるコツなどを紹介します。

スムーズな参拝を実現し、充実した時間を過ごせるよう、ぜひ参考にしてください。

回るのに必要な時間はどれくらいか

一般的に、内宮の参拝には約1時間半~2時間かかります。

正宮へのお参りだけなら約40分ほどで済みますが、別宮や神楽殿を巡る場合はさらに時間が必要です。

おかげ横丁や周辺観光も含めると、半日以上の余裕を持つのが理想です。

半日で回れるプランの提案

短時間で内宮を満喫するためのプランを紹介します。

  1. 朝8:00に到着(混雑を避けるため)
  2. 宇治橋を渡る → 五十鈴川御手洗場で清める
  3. 正宮で参拝(8:30頃)
  4. 荒祭宮へお参り(8:50頃)
  5. 神楽殿でお守りを授かる(9:10頃)
  6. おかげ横丁で食べ歩き・買い物(9:30~11:00)

混雑状況を避けるための時間帯

内宮は、午前9時以降になると観光客で混雑します。

特に休日や連休は混みやすいため、早朝(6時~8時)の参拝がベストです。

また、夕方16時以降も比較的空いていることが多いです。

一般的には、エネルギーの強い午前中に参拝するのが良いとされますので、早朝から動けるなら午前中の参拝がベストです。

伊勢神宮は外宮を先に内宮を次の日に回るのが正式順序

伊勢神宮の外宮 → 内宮 と回るのが正式な参拝順序です。

1日目に外宮を回り、2日目に内宮を回ると、早朝から動き出せてスムーズ!

珠緒
宿泊は内宮のすぐそばの神宮会館がおすすめです

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伊勢エビのお造り

内宮周辺の観光スポット

伊勢神宮の門前、おはらい町
伊勢神宮の門前、おはらい町は歴史ある建物が立ち並ぶ

内宮周辺には、伊勢神宮を中心に歴史的な名所や自然が楽しめる観光スポットが点在しています。

おはらい町での楽しみ方

おはらい町は、伊勢神宮の門前から続く800メートルほどの門前町です。

石畳の道に切妻屋根の重厚な建物が建ち並び、江戸時代にタイムスリップしたかなような感覚に浸れます。

伊勢名物の伊勢うどんや手こね寿司を食べさせてくれる飲食店や土産物店、目移りしてしまうほどお店がたくさん並んでいます。

おかげ横丁での楽しみ方

おかげ横丁は、おはらい町の一角にある江戸時代の街並みを再現したエリアです。

「赤福本店」が地域活性化と事業再建のために、横丁一体の土地を買い取り、20年ほど前に整備されました。

おはらい町とおかげ横丁を混同しているケースも見受けられますが、おはらい町>おかげ横丁 の関係です。

名物の赤福餅を味わいながら、江戸時代の雰囲気に浸れます。

猿田彦神社もすぐ近く

猿田彦神社の鳥居
猿田彦神社の鳥居、方位に基づく八角形の柱が使われている

内宮から徒歩約10分の猿田彦神社(さるたひこじんじゃ)は、道開きの神様を祀る神社です。

これから新しいことを始める人や、人生の転機を迎えた人に特に人気があります。

わたしたち夫婦も人生のターニングポイントでみちひらき祈願に猿田彦神社に訪れました。

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猿田彦神社の鳥居

移動手段とアクセス情報

外宮から内宮への移動手段

外宮から内宮までは約4kmあり、バス(約15分)、タクシー(約10分)、徒歩(約50分)の選択肢があります。

駐車場についての情報と注意点

内宮周辺には複数の駐車場がありますが、休日は満車になりやすいです。

「B駐車場」が広くて便利ですが、朝早めに行くのがポイントです。

前日に外宮を参拝し、その日は神宮会館に宿泊するのなら、神宮会館を朝チェックアウトした後も神宮会館の駐車場にそのまま停めておくことが可能です。

神宮会館のホスピタリティ、感動ものです!

珠緒
神宮会館のきめ細やかな対応!!助かります〜

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伊勢神宮に行く前に知っておくべきこと

参拝時のマナーと注意事項

参拝時は、一礼して鳥居をくぐり、境内では静かに歩くのが基本です。

内宮は右側通行なのも、他の神社とは違うポイントなので知っておいてください!

また、正宮では手を叩かず、感謝の気持ちを込めてお辞儀をします。

夫婦での参拝に関する豆知識

夫婦での参拝は、家庭円満や夫婦円満のご利益があるとされます。

特に、荒祭宮で二人そろってお参りすると、より深い縁が結ばれるといわれています。

最後まで読んでくれはって、ほんまにおおきに〜〜ありがとうございます!