能楽師は歌舞伎俳優のようにテレビでお目にかかれる機会が少ないので、なじみが少ないかもしれません。
そやけど、能楽師にはイケメンの人が多いんですよ。
能面をかけはると、甘いマスクは能面の下。
ちょっともったいないんですけどね。
能面の下のお顔を想像するだけで、幸せな気分になれるイケメン能楽師をご紹介します。
高橋憲正 (たかはしのりまさ)さん
金沢市出身の髙橋憲正 (たかはしのりまさ)さんは、端正なお顔立ちが魅力〜
思いを秘めた表情がどこか阿修羅像(あしゅらぞう)を彷彿(ほうふつ)とさせるイケメン美男子です。
宝生流能楽師・高橋憲正さん ※出典:公益社団法人宝生会WEB http://www.hosho.or.jp/member/1125/
父親である髙橋右任氏に師事し、幼いころから能楽の世界に身を置いてこられました。
高校生のときは一時期、進路に迷われたこともあったようです。
しかし、幼いころから身近で接してきた能楽の世界が、進む道だと決意されました。
東京藝術大学を受験し、見事合格されました。
東京藝術大学では邦楽科楽宝生流を専攻し、能楽師で身を立てる決意を新たにされたそうです。
どこかうれいを帯びたまなざしが大人の色気を感じさせる髙橋憲正さん
出典:産経ニュースWEB https://www.sankei.com/entertainments/photos/141109/ent1411090015-p1.html
髙橋憲正さんのうれいの表情なんて、ほんまに胸キュンで苦しいくらいです〜♡
現在40代半ばの髙橋憲正さん。
青年と大人の色気が同居するイケメンです。
渡邉茂人(わたなべしげと)さん
渡邉茂人(わたなべしげと)さんも金沢出身で金沢を基盤に活躍してはります。
しょうゆ顔の和のイケメンです。
宝生流能楽師・渡邉茂人さん ※出典:公益社団法人宝生会WEB http://www.hosho.or.jp/member/1071/
東京藝術大学 音楽学部 邦楽科 能楽宝生流 卒業。
父親で能楽師の 故 渡邊容之助さんの長男。
同じく能楽師の渡邊荀之助さんは叔父様に当たります。
わたしは渡邉茂人さんの大ファンで、金沢には何度も通っております。
能ファンとしては邪道とわかっているのですが、能面でお顔が隠されてしまうよりも、イケメンを拝みたい(こんな願望すみません)。
渡邉茂人さんが謡(うたい・・・ふしをつけて物語の筋を語ること)で出演されているときは、能面をつけてはらへんので、ふだん見ることのできひん能面の下のお顔を見るチャンス!
宝生流シテ方能楽師
渡邊茂人さん!ありがとうございました😊😊
素晴らしい舞でした!#2時どき #渡邊茂人 pic.twitter.com/SVqXtVXWIL— 2時どき(HAB北陸朝日放送) (@2doki5) February 20, 2018
(大人の魅力あふれる渡邊茂人さん〜)
和のイケメンぶりををじっくり堪能しています。
和久荘太郎(わくそうたろう)さん
甘いマスク、凛としたたたずまい、能楽師の正統派イケメンといえば和久荘太郎(わくそうたろう)さんです。
能面でお顔が見えへんのが残念なくらいの、男前さです。
宝生流能楽師・和久荘太郎さん
※出典:宝生流能楽師和久荘太郎WEB http://hosho-waku.net/profile/
いかにも宗家の風貌(ふうぼう)です。
が、能楽の家に生まれはったわけやなくて、大学在学中に宝生英雄18世宗家の内弟子とならはったそうです。
和久荘太郎さんは小さいころから武道を習っていて、伝統文化への親しみははもともとお持ちでした。
中学生のときに、機会があって能を見て感動。
いつか能を習ってみたいと思うようになり、高校に入ったら能楽研究科部があった。
そこからは運命に導かれ、東京芸大で能楽師になれる道を歩まれ現在に至ってはります。
しかし、中学生で能楽に感動する時点で、もう伝える側にならはる素質があったんですね。
久良岐能舞台で、本日「能楽三流派 宝生流 和久荘太郎 舞物集【藤田流】」の撮影が無事済みました。囃子方皆様のおかげで全16曲撮りきりました!#能 pic.twitter.com/qFuF7FXKNZ
— 和久 荘太郎 (@SOTAROWAKU) October 20, 2020
(能楽師然とした和の雰囲気漂うイケメンぶりです〜)
おうちでは猫さんも飼ってはるようで、ツイッターではプライベートな一面もうかがえます❤️
宝生流能楽師・和久荘太郎さん
※出典:宝生流能楽師和久荘太郎WEB http://hosho-waku.net/profile/
大槻裕一(おおつきゆういち)さん
大槻裕一(おおつきゆういち)さんは、大阪生まれ、関西の有名能楽師であり人間国宝・大槻文蔵さんの跡取りです。
まだ20代という若さですが、落ち着きと大物感を感じさせる堂々としたお顔立ちです。
それにしても目力が強いですね〜〜さすがです。
右端が大槻裕一さん、左端は野村萬斎さん、まんなかは人間国宝の大槻文蔵さん
出典:毎日新聞WEB https://mainichi.jp/articles/20190808/ddf/012/200/015000c
きりりとした表情の大槻裕一さん
出典:大槻裕一OFFICIAL WEB SITE https://ohtsukiyuichi-noh.com/%e4%bc%9a%e7%a4%be%e6%a6%82%e8%a6%81/
能楽師を父親に持ち2歳のころから能の稽古をしてきたという、筋金入りの能楽師です。
現在、同志社大学に在学中の学生さんでもあります。
父親も能楽師ですが、13歳のとき大阪を代表する能楽師大槻文蔵さんの芸養子に入られました。
家の外の世界で芸を磨こうと思わはったゆうわけですね!
2025年現在27歳の大槻裕一さんは、大阪を拠点に全国で活躍の幅を広げています。
東岸居士を舞いました。
南無三寶。#東岸居士#能#舞囃子#南無 pic.twitter.com/PFSrEFn7xI
— 大槻裕一 (@noh_u1ohtsuki) June 17, 2018
(キリリとした凛々しいお顔立ち、袴姿も板についてはりますね〜)
若さ弾ける肌つやのよさと豊かな黒髪、落ち着いたたたずまいが魅力的です。
ふっくらとしたお顔立ちに、まだ少年の面影が残ります。
が、最近では、精悍さを増して、すっかり大人の男性へと成長を遂げた大槻裕一さん。
それにしても20代でこれほど袴姿が板についているとは、さすがです。
幼いころから体になじんではるんですね〜
井上裕久(いのうえひろひさ)さん
11代井上家当主の観世流能楽師の井上裕久(いのうえひろひさ)さんは、京都在住の能楽師です。
柔和な笑顔、物腰がやわらかく、親しみやすい雰囲気のイケメン能楽師さんです。
観世流能楽師・井上裕久さん
出典:観世流能楽師・井上裕久WEB
http://www.inoue-hirohisa.jp
宗家(家元)でこの笑顔は、伝統芸能を身近に感じられるかなり重要なポイントかと。
井上裕久さんは、笑顔がステキなだけではありません。
気くばりもすごいんです。
新型コロナウィルス感染拡大で予定していた能が延期になったときもすぐさま、メールとお手紙の両方でご案内をいただきました。
しかも、封筒は手書き、文字の達筆さにほれぼれ。
ますますファンになりました〜〜
巴御前にコロナ退散を頼みたいと、#井上裕久(いのうえ・ひろひさ)師が #仕舞「巴」を舞います。木曾義仲最期の地で、彼を慕う巴の霊(シテ)が在りし日の奮闘の様子を伝えます。ぜひご覧ください。☆チャンネル登録、よろしくお願いします☆#京都観世会 #能楽 #https://t.co/iuR2lCNeEg pic.twitter.com/sFNjIs72Yu
— 【公式】京都観世会館(能楽堂) (@kyotokanze) June 20, 2020
(柔らかな物腰の中に熟練された芸が光るイケメンの大御所)
林宗一郎(はやしそういちろう)さん
きりっとした目元、静謐なお顔立ち、能楽師のストイックが体から滲み出ています。
能面をかけてお顔が隠れてしまうのが惜しまれるほどの整ったお顔立ちで、能楽ファンを魅了しています。
きりっとした目元、静謐なお顔立ちの林宗一郎さん
出典:能楽堂京都観世会館
https://kyoto-kanze.hinoki-shoten.co.jp/ja/player/HayashiSoichiro
林宗一郎さんは、京都の名門、京観世流の林家十四代当主。
京都生まれの京都育ち。
能楽師の父・十三世林喜右衛門師に師事し、二十六世観世清和にも師事して研鑽を積まれました。
きりっとした目元、静謐なお顔立ち、能楽師のストイックが体から滲み出ています。
能面をかけるのが惜しまれるほどの整ったお顔立ちで、能楽ファンを魅了しています。
能楽を学びたい人への指導も行なっています。
お稽古場は、ホームグラウンドである京都の松響閣で行われています。
出張稽古もされており、東京や鳥取にも出向かれています。
お稽古については、こちらに詳しく↓
武田宗典(たけだむねのり)さん
甘いマスクで女性ファンを魅了する武田宗典(たけだむねのり)さんは、正統派のイケメンです。
手入れの行き届いたお肌と、秘めた感情を細部に隠し持ち、奥行きを感じさせる表情が魅力です。
甘いマスクの武田宗典(たけだむねのり)さん
出典:武田宗典 OFFICIAL WEB SITE
https://takedamunenori.com/
武田宗典(たけだむねのり)さんは、東京都出身。
早稲田大学 第一文学部 演劇専修卒業。
能は実際に体験・稽古することで、より味わい深いものになるとの信条で、アマチュア向けに謡曲・仕舞の稽古教室を開いています。
東京・大阪・福岡・大分・長崎でお稽古を開いています。
お稽古については、こちらに詳しく↓
能を習う| 観世流シテ方能楽師・武田宗典の公式サイトです。能を大成させた世阿弥の父、観阿弥を祖とする流派である観世流の中…
イケメン能楽師殿堂入りは野村萬斎さん
言わずと知れた野村萬斎さんはもう、独断と偏見で殿堂入りにしてしまいましょう!
萬斎さんはひょうひょうとしていながら、締めるところはビシッと締めて、ユーモアもあり人間的にも魅力的な方。
お顔立ちもイケメンですが、お客様を喜ばせる精神もイケメンだと思います。
金沢公演に出かけたとき、エンターティナーとしてのもてなし力、表現力に心を奪われました!
さすが!有名になられた陰には知恵と努力があったのだと、舞台を観てまざまざと感じられました。
そのときの様子をこちらレポートしています。
野村萬斎さんは金沢にゆかりがあります。金沢公演の様子はこちらに詳しくまとめています↓
狂言師の野村萬斎さんは、テレビやドラマでも大活躍です。野村萬斎さんは金沢にゆかりがあるということで、石川県立音楽堂の邦楽監督も務めていらっしゃいます。 野村萬斎さんの曽祖父(ひいおじいさん)の代まで金沢在住[…]
イケメン能楽師まとめ
能面の下を想像するだけでドキドキするイケメン能楽師、
能面をはずすと別の顔が現れます。
能楽師のシテ(面をかけて主役を演じる人)の素顔にお目にかかる機会はあまりありませんが、イケメンの素顔が隠されていることを知っておいてください。
そしてぜひ舞台に足をお運びいただければと思います。
能楽師の収入の3本柱は、出演料・月謝・ご祝儀です。実際に能楽師のお給料っていくらくらいだと思いますか?下世話でしたらすみません、でも興味ありますよね〜
あまり知られていない能楽師の世界。お給料はどのくらいなの?どんな世界?この記事では、能楽師の年収や知られざる裏側についてお伝えします。[adcode]能楽師の年収はどのくらい?能楽師とひとことで言って[…]
「俺の家の話」能楽師を主役にしたドラマ、大盛況のうちに放映が終了しました。家元のくらしや、能楽堂のシーンなど、能の要素がたっぷりでした。 能楽指導は観世流シテ方の能楽師、宝生流の能楽堂も登場しました。
「俺の家の話」は能楽師の家元を舞台にしたホームドラマ。2021年3月26日で最終回でした。ドラマは終了しましたが、長瀬智也さん最後の出演作、有終の美を飾るドラマになりましたね〜この記事では、ドラマに登場した能楽の流派[…]
能・狂言って興味はあるけど、見方がわからへん一回観てみたいけど、でもなんだか難しそうどこに行ったら見れるんやろ〜??初めて観る人にとって敷居が高そうな能・狂言。でも、心配はいりませんよ。私も初心者から入り、回数を[…]
能と狂言の役者さんをあわせて能楽師とよびます。能楽師で有名な役者さんといえば、野村萬斎さんがまず思いつきますね。野村萬斎さんは狂言方(狂言を専門とすること)で、最近では「狂言師」という呼び方もします。能を専門とする役[…]
最後まで読んでくれはって、ほんまにおおきに〜〜ありがとうございます!