脇役ながら、画面の隅でキラリと光る印象を残す女優、江口のりこさん。
今、もっともノッてる女優さんです。
この記事では江口のりこさんの演技やバックボーンについて書いています。
江口のりこの演技は地なのか?
淡々とした表情、感情を表に出さないニュートラルな演技。
独特の表現手法は、女優多しといえども、あの演技ができる女優さんは、そうそういるものではありません。
江口のりこさんの演技は半分ほどは「地」が入っていると思います。
江口のりこさんは柄本明さん率いる「劇団東京乾電池」の舞台女優。
江口のりこさんの感情の起伏を抑えた淡々とした演技は、舞台育ちといえるのかもしれません。
また、どんな役でも見事に自分のものにして、なりきってしまう。
役の振れ幅が大きいのも、いい意味で視聴者を裏切ってくれますね!
国土交通省 白井亜希子#半沢直樹
江口のりこさん出てきて吹いた!!
江口のりこさん大好きすぎる。役の振れ幅が、すごすぎ。
ソーシャルワーカーしてたり、中国人してたり…極め付けに大臣…!
もう来週が待てない…#江口のりこ さん pic.twitter.com/E3KW7W5rRg— さよえ (@Girrafe24) August 9, 2020
地がテンション低めですから、感情が高ぶったときの演技がぐっと強調される効果もあります。
貴重ですね!江口のりこさんのようなニュートラルな演技ができる女優さんは!
江口のりこの生い立ちがぶっ飛んでる!
江口のりこさんは、兵庫県姫路市の出身。
5人兄弟で、双子の姉がいます。
今どき5人兄弟ってところも珍しいですね!
江口のりこさんは中学校を卒業後、高校には進学せずに女優を目指して上京しています。
高校に進学しなかったのは、父親が定職につかず経済的な余裕がなかったことと
その頃にはすでに地元を出て女優になると決めていたからといいます。
兄弟が多いことや、父親に経済力がなかったこともあるのでしょうか、早くから自立した人だったのですね!
江口のりこは名脇役女優!存在感ありすぎ!
見た目が華やかな人、例えば大地真央さんのようにパッと見て容姿が目立つ女優さんであれば、舞台やテレビでもオーラ全開ですよね。
江口のりこさんは、派手な容姿ではなく地味な部類なのですが、独特のオーラを発しています。
江口のりこさんのオーラには、見た目や容姿ではない、筋の通った意思のようなものを感じます。
ドラゴン桜での理事長の役は、ブラックのスーツに身を包みピンヒールで長身を強調!
これまでの出演作でつけた力を蓄積して、脇役を超える女優へと進化する作品になるのではと、感じさせてくれます。
目の奥がキラリと光る瞬間が、大物感を予感させますね〜
ドラゴン桜、江口のりこの衣装テーマは「黒」!
何ものにも染まらない凛(りん)とした主張を持つ色「黒」
半沢直樹での白の大臣スーツ姿から一変、ドラゴン桜の私立高校理事長は、黒で存在感を見せつけます。
あるときは黒のフリルが襟まわりにあしらわれたゴージャスなスーツで
週末にもかかわらず緊急呼び出し、そんなときにもあわてず余裕の黒の襟なしジャケット、中にはカラフルなインナーがちらり
女っぽさも感じさせつつ
一貫(いっかん)して黒をイメージカラーとしたスタイリングがみごとです。
江口のりこは苦労人、経験がにじみ出る演技にリアリティが!
江口のりこさんは、劇団東京乾電池に入ってからも、20年近くの下積み生活の中で演技力をきたえました。
新聞配達やバイトをかけもちしながら稽古に励み、芽の出る日を夢見ていたといいます。
江口のりこさんはまだ40代、表には出しませんが下積み生活が長く苦労しながらここまできました。
役者にとって経験はすべて血肉となります。
これまでしてきた苦労は、演技に幅とリアリティを持たせてくれるでしょう。
これからも経験を糧(かて)として、心に響く演技を見せてほしいですね。
江口のりこさんを、応援しています。
TBSドラマ『俺の家の話』、江口のりこさんは能楽師の宗家に生まれながら、女性という理由で能に関わることが許されず、進学塾の講師役で出演。『俺の家の話』小ネタにについては、こちらに詳しくまとめています↓
俺の家の話TBSドラマは、介護と相続をめぐる家族の問題を描くホームドラマ。現代社会が抱えるシリアスなテーマを宮藤官九郎さんの脚本力で、笑いあり、涙あり、ホロリとさせられるドラマに仕上がっています。小ネタが効いていて笑えるのも[…]
強さを感じさせる個性派女優、江口のりこさん、江口のりこさんにしかできない演技をこれからも楽しみにしています。
最後まで読んでくれはって、ほんまにおおきに〜〜ありがとうございます!